Rekonq

rekonqは、KDEデスクトップ環境のために開発された、WebKitをエンジンとするオープンソースのウェブブラウザです。その起源は、Qt Development Frameworks (Nokia) の QtDemoBrowser にあり、現在もGitorious上で活発な開発が続けられています。Kubuntu 10.10には標準で搭載されていた実績があります。

主な機能と特徴

rekonqは、シンプルながらも多機能なブラウザを目指し、以下のような特徴を備えています。

タブブラウジング: 複数のウェブページをタブで切り替えながら閲覧できる、モダンなブラウザに欠かせない機能です。
タブプレビュー: 開いているタブの内容をサムネイルで確認できるため、目的のタブを素早く見つけることができます。
スピードダイヤル: よくアクセスするウェブサイトを登録し、ワンクリックで開くことができます。頻繁に利用するサイトへのアクセスをスムーズにします。
プライベートブラウジング: 閲覧履歴やCookieなどの情報を残さずにブラウジングできるため、プライバシーを保護できます。
KDEのダウンロード機能との連携: KDEのダウンロード機能を利用してファイルをダウンロードします。これにより、ダウンロードの進捗状況をKDEのインターフェースで確認できます。
ブックマークの共有: KDEの標準ブラウザであるKonquerorとブックマークを共有できます。Konquerorからの移行もスムーズに行えます。
プロキシ対応: プロキシサーバーを経由してインターネットに接続できます。ネットワーク環境に合わせて柔軟に対応できます。
KIO対応: KDEのI/OアーキテクチャであるKIOに対応しています。これにより、ローカルファイルやネットワークリソースへのアクセスをシームレスに行えます。
ウェブショートカット: ウェブサイトへのアクセスを簡単にするためのショートカットを作成できます。よく利用するサイトを素早く開けます。
ユニークロードURLツールバー: URLの読み込みに特化したツールバーを提供します。
Webインスペクター: ウェブページの構造やスタイルを詳細に確認できます。ウェブ開発者に役立つ機能です。
広告ブロック: ウェブページ上の広告をブロックできます。より快適なブラウジング環境を実現します。
RSS対応: RSSフィードを購読し、最新の情報を確認できます。情報収集に役立ちます。
オートスクロール: ページを自動的にスクロールできます。長文のウェブページを読む際に便利です。

関連情報

rekonqは、以下の技術やソフトウェアと関連があります。

WebKit: rekonqのレンダリングエンジンとして利用されています。
Konqueror: KDEの標準ブラウザであり、rekonqとブックマークを共有できます。
Arora: 同じくWebKitをベースとしたクロスプラットフォームのブラウザです。

外部リンク

より詳しい情報や開発状況については、以下のリンクをご参照ください。

rekonq 公式サイト（英語）
rekonq のソースコード（Gitorious）（英語）
rekonq の紹介（KDE-Apps.org）（英語）
rekonq のバグ一覧（bugs.kde.org）（英語）
Rekonq （KDE UserBase）
* Projects/rekonq （KDE TechBase）

もう一度検索