Rojo -Tierra-

中森明菜のシングル「Rojo -Tierra-」

「Rojo -Tierra-」（ロホ・ティエラ）は、日本の人気歌手中森明菜による49枚目のシングルです。この楽曲は2015年1月21日にユニバーサルJからリリースされました。シングルは、初回限定盤のCD+DVD（UPCH-9989）と通常盤のCD（UPCH-5833）の2つの形態で販売されています。タイトル「Rojo」はスペイン語で「赤」を意味し、サブタイトル「Tierra」は「大地」を表しています。楽曲は、音楽プロデューサーの浅倉大介と鳥山雄司が手掛けており、アフリカにインスパイアされたサウンドと最新のEDM（エレクトロニック・ダンス・ミュージック）が巧みに融合しています。

この楽曲は中森明菜にとって自身の復帰作であり、長いブランクを経ての一作です。特に2014年12月に放送された第65回NHK紅白歌合戦では、企画ゲストとして出演し、同曲を初めて披露したことで大きな話題を呼びました。ファンにとって待望の新曲の発表は、多くの人々に感動を与えました。復帰を遂げた中森は、新たな音楽スタイルに挑む姿勢を見せ、業界内外で大きな注目を集めました。

背景とリリース

「Rojo -Tierra-」がリリースされた際、中森は新曲をファンに早く届けることを望み、2014年12月24日から着うたでの配信をスタートしました。同月31日には楽曲のフルバージョンも配信され、6年以上の空白を破っての新作リリースは多くのファンに喜ばれました。本作は前作「DIVA Single Version」から5年4か月ぶりのシングルであり、彼女の復活を象徴する重要な作品となりました。

商業的な成功も見逃せません。リリース初週に14,000枚を売上げ、週間ランキングで初登場8位を記録。これは20年4か月ぶりにシングルがTOP10入りしたことを意味します。この記録は、1994年の「月華」にも及ぶものであり、女性アーティストにおけるインターバルTOP10入りの順位では歴代3位となりました。これは原由子や坂本冬美に続く快挙です。

収録曲

本シングルには、表題曲だけでなく、別のカップリング曲やリミックスバージョンなども収録されています。これにより、多様な音楽スタイルを楽しむことができる一枚となっています。毎回の作品で異なる音楽的アプローチを見せる中森ですが、今回は特にアフリカのリズムとEDMの気鋭なサウンドが特徴的で、聞く人を惹きつける要素が詰まっていると言えます。

クレジット

この作品のライナー・ノーツでは、参加したミュージシャンやスタッフの名前が記載されており、制作に関わった全ての人々への感謝の意が込められています。中森明菜が歌手として表現したいスタイルが体現されたこの楽曲は、今後の音楽キャリアの新たな一歩となるでしょう。彼女の復帰を祝うこの作品は、ファンにとって特別な意味を持つ一枚として永く記憶されること間違いありません。

もう一度検索