SAGAサンライズパーク陸上競技場

SAGAサンライズパーク陸上競技場概要

概要

SAGAサンライズパーク陸上競技場は、日本の佐賀県佐賀市にある陸上競技場です。このスタジアムはSAGAサンライズパーク内に位置し、陸上競技のみならず、様々な球技のイベントも行える多機能な施設です。施設は佐賀県によって管理されており、運営は株式会社SAGAサンシャインフォレストが担当しています。この競技場は愛称で「SAGAスタジアム」としても親しまれています。開場は1970年で、元々は「佐賀県総合運動場陸上競技場」という名称であり、2019年に現在の名称に改称されました。

歴史

陸上競技場の整備事業は1968年に始まり、1970年には竣工しました。その後、1976年には第31回国民体育大会のメイン会場として利用されました。競技場は日本陸上競技連盟の第2種公認を受けており、1994年から1996年にかけてはPJMフューチャーズなどのサッカーチームが暫定的にホームスタジアムとして使用しました。その際には照明設備の設置やバックスタンドの座席化も行われました。また、1998年には大型映像装置も設置され、観客にとっての観戦環境が向上しました。2007年には、高校体育大会の開会式の場としても利用され、高校生たちにとって特別な思い出となりました。

改修とリニューアル

2011年には、メインスタンドの耐震工事を伴う改修工事が始まりました。この工事では、耐震化やスタンド座席の個席化、大型映像装置のLED化、ユニバーサルデザインの導入が行われ、2012年4月に工事が完了しました。慢性的な設備の老朽化に加え、2024年に開催予定の国体育大会に向けて、日本陸連からの第1種公認を取得するための改修が必要とされました。2018年には「SAGAサンライズパーク（仮称）施設計画」が策定され、競技場のリニューアルに向けた取り組みが決定されました。これにより、400mトラックが9レーンに増設され、全天候型の雨天走路が新設されることになりました。2022年5月26日にはリニューアルを経て再オープンし、その後ワールドアスレティックスからクラス2の認定を受けました。

施設の特徴

この競技場には、日本陸上競技連盟第1種公認の全天候型の8レーンの運動トラックがあります。また、観客を収容するスタンドは17,000人以上で、特に芝生席も設けられており、自然を感じながら観戦することができます。2012年以降、メインスタンドのすべての座席は個別席に改装され、観客の快適さが向上しました。さらに、競技場の照明設備がLEDに更新されています。ナイター設備も充実しており、4基の照明柱が設置されているため、夜間のイベントも行いやすくなっています。

開催されるイベント

陸上競技場では、サガン鳥栖の公式戦や、アマチュアの陸上競技大会が開催されており、地元のスポーツファンにとって重要な場所となっています。特に、1995年には初のJリーグ公式戦としてガンバ大阪と名古屋グランパスエイトの試合が行われたことが記念され、以降も数々のトーナメントや大会が実施されてきました。最近では、2021年に行われた「さが桜マラソン」が記憶に残るイベントの一つです。

アクセス

アクセス面では、JR佐賀駅から徒歩で約20分、または佐賀駅バスセンターから市営バスや昭和バスを利用することができます。自動車の場合は、長崎自動車道の佐賀大和ICから国道263号線を南下し、約12分で到着できます。

SAGAサンライズパーク陸上競技場は、地域のスポーツ文化の中心地として、今後も多くのイベントや競技を通じて市民に愛され続ける存在であり続けるでしょう。

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