SAKURA MACHI Kumamoto

SAKURA MACHI Kumamoto（サクラマチ クマモト）

SAKURA MACHI Kumamotoは、熊本市中央区桜町に位置する複合商業施設であり、地域の中心的な交流スペースです。九州産業交通ホールディングスの傘下である九州産交ランドマークにより運営され、この施設にはバスターミナル、シネマコンプレックス、ホール、ホテル、オフィスビルや住宅が含まれています。特に空中庭園を取り入れたデザインがこの建物の特徴的な点です。

概要

この施設は、1969年に設立された熊本交通センターの再開発を受けて誕生しました。熊本桜町再開発準備株式会社が事業主となり、2015年から着工を開始し、2019年に商業施設がオープンしました。同時に、隣接する熊本市産業文化会館跡地にはオープンスペース「花畑広場」が整備されました。施設の設計は日建設計と太宏設計事務所の共同作業によるもので、様々な施設とともに熊本のシンボル的な存在となりました。

施設の構成と特色

SAKURA MACHI Kumamotoは、地上15階、地下1階からなる構成で、商業棟と住宅・ホテル棟を合わせています。商業棟には149のテナントが入居し、多くの店舗が熊本初出店ということもあり、地域住民だけでなく観光客にも楽しめる施設となっています。特に、2階には「サクラマチスクエア」という情報提供の場があり、地元の情報が集約されています。

また、4階にはシネマコンプレックス「TOHOシネマズ 熊本サクラマチ」があり、最新の映像技術を取り入れた映画体験が提供されています。9スクリーンあるこのシネマでは、プレミアムシアターやScreenXなどの新しいフォーマットが導入されており、映画ファンにとって非常に魅力的な環境が整っています。

建設の経緯

熊本交通センターは、地域の再開発が進む中で2000年代に計画が持ち上がりました。当初は2011年度の事業開始を予定し、経済情勢の影響で数度の計画変更がありました。2016年に熊本地震が発生し、以降の計画には耐震性を強化するための見直しが加えられました。結果的に、総工費755億円の計画となり、2019年9月に無事に竣工を迎えることができました。

オープニングとその影響

2019年9月14日にSWKURA MACHI Kumamotoは正式にオープンし、開業初日は予想を大きく上回る25万人が訪れる大盛況となりました。この活気は熊本市内の他の商業施設にもプラスの影響を与え、開業から10日間で100万人以上が訪れたことが報告されています。

まとめ

SAKURA MACHI Kumamotoは熊本市の再開発プロジェクトの中心的な成果であり、地域の交通の拠点としてだけでなく、様々な文化や情報を発信する場としても機能しています。商業施設や映画館、会場の整った環境は、地元の人々や観光客にとって魅力的なスポットとなり、熊本の新たなシンボルへと成長を遂げています。

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