SBアド

SBアド株式会社は、ソフトバンクグループの完全子会社として、オンライン広告代理事業、メディアレップ事業、そして旅行業を展開する企業です。特に、インターネットを利用した旅行商品販売に力を入れており、その活動は多岐にわたります。

事業概要

SBアドは、中国の大手ECサイトであるアリババグループが運営する「Alitrip（阿里旅行）」に「日本汐留旅行旗艦店」を開設し、JTBの旅行商品を中国からの訪日旅行者向けに販売しています。この取り組みは、中国市場における日本の旅行商品の認知度向上と販売促進に大きく貢献しています。

また、インバウンド（訪日外国人旅行者）向けのプロモーション活動にも積極的に取り組んでおり、旅行前のプランニング段階である「旅マエ」、日本滞在中の観光やショッピングなどの「旅ナカ」、帰国後のフォローアップである「旅アト」という、旅行の全段階をカバーした包括的なサービスを提供しています。

沿革

SBアド株式会社は、2015年に汐留エージェンシー株式会社として設立されました。同年10月には、東京都知事登録旅行業を取得し、旅行業を開始。同月には、JTBとの間でインバウンドビジネスにおける戦略的事業提携契約を締結しました。この提携により、SBアドはJTBの豊富な旅行商品とノウハウを活用し、訪日旅行者向けのサービスを強化することとなりました。

さらに同年11月には、アリババグループの旅行販売プラットフォームである「Alitrip（阿里旅行）」に「日本汐留旅行旗艦店」をオープンし、中国市場での旅行商品販売を本格化させました。

2016年4月1日には、現在の社名であるSBアド株式会社に商号を変更し、新たなスタートを切りました。

主な事業内容

オンライン広告代理事業: インターネット広告の企画、制作、運用など、デジタルマーケティング全般を支援。
メディアレップ事業: 広告媒体の販売やメディアプランニングなどを提供。
旅行業: 旅行商品の企画、販売、手配など、旅行に関する包括的なサービスを提供。
インターネットを利用した旅行商品販売: Alitripなどのオンラインプラットフォームを通じて、JTBの旅行商品を販売。

インバウンドプロモーション

SBアドのインバウンドプロモーションは、「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」の3つの段階に分けられます。

旅マエ: 旅行前の情報収集段階で、旅行プランの提案や情報提供を行い、旅行への期待感を高めます。
旅ナカ: 日本滞在中には、観光スポットの紹介や買い物情報の提供、緊急時のサポートなど、旅行者の満足度向上に貢献します。
旅アト: 帰国後には、旅行の思い出を共有する機会を提供したり、次回の訪日を促すプロモーションを行います。

このようにSBアドは、ソフトバンクグループの傘下企業として、デジタル技術と旅行業のノウハウを融合させ、訪日旅行者のニーズに応じた多様なサービスを提供しています。

関連項目

ジェイティービー

SBアド株式会社は、今後も変化する市場のニーズに対応し、インバウンドビジネスのさらなる発展を目指していくと考えられます。

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