SC-05D

docomo NEXT series GALAXY Note SC-05D

docomo NEXT series GALAXY Note SC-05Dは、韓国のサムスン電子が開発した、NTTドコモ向けのデュアルモード端末です。この製品は、第3.9世代移動通信システム（Xi）や第3世代移動通信システム（FOMA）に対応しており、世界的なモデルである「Galaxy Note」の日本特有のバージョンとして位置づけられています。製品の特徴的なキャッチコピーは「Phone? Tablet? It's Galaxy Note!」です。

特徴とデザイン

このスマートフォンは、従来のスマートフォンよりも大型の有機ELディスプレイを搭載しており、ワコムの電磁誘導方式を採用したタッチペンが付属しています。このタッチペンにより、指での操作だけでなく、ペンを使った精密な操作も可能です。これに伴い、アーティスティックな表現やメモ取りが容易になり、新しい使い方を提案してくれます。NFC機能は搭載されていますが、おサイフケータイには非対応です。

日本向けモデルには、LTE通信機能とワンセグ受信機能が追加されていて、これにより高速なデータ通信が可能です。ただし、FMラジオ受信機能は省かれています。さらに、ドコモ miniUIMカード対応のmicroSIMカード専用であることも特徴的です。2012年9月にはAndroid 4.0へのアップデートが行われ、さらに2013年にはAndroid 4.1のアップデートも配信されています。

PCとの連携

PCとの連携においては、Samsung Kiesという専用ソフトウェアを利用することで、連絡先やカレンダーを編集・保存できるほか、メール、メモ、画像、音楽などのデジタルコンテンツを管理できます。また、OSのバージョンアップ時にもこのソフトを使用する必要があります。

通信とメール機能

この端末はspモードに対応しており、@docomo.ne.jpのメールアドレスをそのまま使用できます。また、iモードメールと同様に、絵文字やデコメール機能も利用可能です。Gmailでは複数のアカウント管理ができ、メールがリアルタイムで受信されます。さらに、Google Talkなどのメッセンジャーアプリも使え、ユーザー同士のコミュニケーションがスムーズに行えます。

ウェブブラウジングやアプリマーケット

このモデルには、Google Chrome Liteベースのウェブブラウザが搭載されており、Adobe Flash Player 11.1が追加されています。このため、パソコンとほとんど同等のブラウジング体験が得られ、YouTubeなどの動画サイトも快適に楽しめます。アプリマーケットには、Google Play Storeがあり、30万以上のアプリが利用可能です。

歴史

2011年9月にグローバルモデルが発表され、2012年3月にはNTTドコモとサムスンから公式発表がありました。同年4月には全国一斉に発売が開始され、5月にはAndroid 4.0.3にアップデートされました。その後も販売台数は伸び続け、全世界では販売台数が1,000万台を突破したと報告されています。

結論

docomo NEXT series GALAXY Note SC-05Dは、スマートフォンとタブレットの利点を兼ね備えた製品であり、特に大画面と多機能性において他のモデルとは一線を画しています。特に、手書きのメモやアート表現が可能な点は、同製品の独自の魅力です。

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