SC-06D

docomo NEXT series GALAXY S III SC-06D

docomo NEXT series GALAXY S III SC-06D（ドコモ ネクストシリーズ ギャラクシー エス スリー エスシーゼロロクディー）は、韓国のサムスン電子が製造した、日本向けに特化したスマートフォンです。この端末は、NTTドコモの第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）の両方に対応するデュアルモード端末です。製品番号はSGH-N064となっています。

概要

この機種は、サムスンの主力製品系列である「GALAXY S」シリーズの一部として、グローバルモデルのGALAXY S IIIを日本市場向けにアレンジしたものです。外観や寸法はほぼ同じですが、日本向けに加えられた機能や仕様の変更により、若干重くなっています。宣伝文句にある「あなたを理解するスマートフォン」にも対応し、特に注目すべき機能がいくつか搭載されています。

主要機能

その中でも、「Direct Call」機能では、電話帳やメッセージ表示中に端末を耳に近づけることで自動的に電話をかけることが可能です。また、「Smart Alert」機能は不在着信やメールの受信時に端末を持ち上げることでバイブレーションで通知してくれます。「Tap To Tap」機能を使えば、電話帳やEメールのリスト表示時に画面をダブルタップすることでリストの最上部に戻ることができます。

一方、「Pop Up Play」機能では、WebブラウザやEメールと同時に動画を別ウィンドウで再生することができ、マルチタスクにも対応しています。「Smart Stay」機能は、前面カメラを利用して瞳の動きを認識し、画面の明るさを自動で調整します。

カメラとストレージ

810万画素の裏面照射型CMOSセンサーを備えたメインカメラは、薄暗い場所でも高品質な写真を撮影できます。フルハイビジョン（1920×1080）動画の撮影も可能で、190万画素のインカメラはハイビジョンでの動画録画にも対応しています。クイック撮影や最大20枚の連続撮影に加え、「Best Photo」機能も搭載されており、最適な一枚を自動で選び出してくれます。

この端末は、Wi-Fi High Throughput 40技術を採用しており、高速なWi-Fi接続によりストレスのないネット閲覧が可能となっています。内蔵ROMは32GBで、バッテリー容量は2,100mAhと、前モデル（GALAXY S II）よりも大幅に増加しました。ただし、モバキャスや防水機能、および赤外線通信には未対応です。

ベースとなるハードウェア

グローバルモデルとしてのGALAXY S IIIはサムスン自社製のクアッドコアCPUを搭載していますが、本機はクアルコム製のデュアルコアCPUで、RAMは2GBです。このため、日本モデルの中でも優れたパフォーマンスを誇ります。また、初めてオサイフケータイ機能にも対応しています。

アプリケーションとサポート

同端末には、基本的なアプリが多数搭載されており、カメラ、音楽、Webブラウジング、SNSなど、幅広く活用できます。2012年に発売された後は、数回のアップデートにより機能改善やバグ修正なども行われ、最後にAndroid 4.1へとバージョンアップされました。

歴史

• - 2012年5月: サムスンがグローバルモデルを発表。
• - 2012年5月16日: NTTドコモが日本モデルを発表。
• - 2012年6月: 予約開始と同時に発売。
• - 2013年5月: Androidバージョンアップ対象となりました。

このように、docomo NEXT series GALAXY S III SC-06Dは、日本市場向けに特化した多彩な機能を提供しつつ高い性能を発揮する、使いやすいデュアルモード端末です。

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