SCANDAL 5TH IMAGES

『SCANDAL 5TH IMAGES』について



『SCANDAL 5TH IMAGES』は、1990年3月10日にリリースされたGLAYのデモテープで、バンドの初期の音楽を体験できる貴重な作品です。このデモテープは、GLAYの高校時代の卒業式を祝い、その特別なイベントでの「ふしだらな最後の子守唄」のチケットを購入したファンを対象に販売されました。

限定販売の背景


当初、制作される予定だった本テープの本数は50本でしたが、実際にはダビング作業中に制作チームの眠気が影響し、最終的に完成したのはわずか20本だけでした。この逸話は、GLAYのギタリストTAKUROが書籍の中で語った内容として知られています。このような経緯から、デモテープはGLAYのファンにとって極めて希少なアイテムとなり、コレクションとしての価値が一層高まりました。

さらに、GLAYのボーカリストTERUが運営していたブログ「365の光り」でも、ジャケット写真と共に本デモテープが取り上げられた事があります。これにより、より多くのファンがこの作品に興味を持つきっかけとなりました。

収録曲について


『SCANDAL 5TH IMAGES』には以下の曲が収録されています：

  • - REQUIEM
前作「ROCK SHOCK」に収められていたスタジオ音源としてのトラックです。本曲は、GLAYの音楽的スタイルやサウンドを知る上で重要な一曲となっています。

  • - SCANDAL VOICE
この楽曲もまた、GLAYの初期の独自な音楽性を感じられる曲です。バンドの特異な魅力とエネルギーが表現されています。

  • - PLASTIC PARADISE
音楽の中で描かれる夢と現実の交錯が魅力的なこのトラックも、不思議な印象を与えてくれます。

  • - Rhapsody
1989年にリリースされたデモテープ「Rose Color」に収録されていた曲が再録されています。この再録により、新たなアレンジやセンスが加わった楽曲として生まれ変わりました。

  • - LOST WING
「LOST WING」は、聴く人に深い感情を呼び起こすバラードナンバーであり、多くのファンに愛される名曲の一つです。

このように、『SCANDAL 5TH IMAGES』は、GLAYの初期の創造力や音楽の進化の過程を知るための貴重な資料であり、特にファンにとって忘れがたい思い出が詰まった一品といえるでしょう。

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