SH-02C

docomo STYLE series SH-02C：洗練されたデザインと高機能を両立したFOMA端末

2010年冬モデルとして登場したdocomo STYLE series SH-02Cは、シャープが開発したNTTドコモのFOMA端末です。SH-08Bの後継機種として、防水・防塵機能を備え、さらに進化した機能を搭載しています。

スタイリッシュなデザインと充実の機能性

SH-02Cは、クリスタル調の背面パネルが特徴的なデザインを採用。黒を基調としたボディに、グリーン/ブルーやピンクといった鮮やかなカラーがアクセントとして配置され、洗練された印象を与えます。

最大の特長は、有機EL製のカラーサブ液晶を搭載している点です。このサブ液晶では、時刻や着信表示だけでなく、メール本文の閲覧も可能です。本体を閉じたままでメールを確認できるため、高い利便性を提供します。さらに、静止画撮影時のカメラファインダーとしても活用できます。

サイズはSH-08Bとほぼ同様ですが、機能面では大幅な強化が図られています。防水（IPX5／IPX7）、防塵（IP5X）性能を備えているため、水や埃を気にせず安心して使用できます。

高性能カメラで思い出を鮮やかに

SH-02Cは、960万画素のCCDセンサーと画像処理エンジン「ProPix」を搭載した高性能カメラを備えています。ProPixにより、ノイズを低減し、広ダイナミックレンジ補正や輪郭強調処理を行うことで、自然で美しい画像を実現しています。

静止画撮影に加え、1280×720ドットのハイビジョン動画撮影にも対応。ペットフォーカス機能では、ペットに自動でピントを合わせることができます。ゴルフスイングビデオカメラ機能では、スイングを記録し、スローモーション再生でフォームを確認できます。さらに、撮影した画像を人物で検索できる個人検出機能も搭載されています。

多彩な撮影モードも魅力です。魚眼レンズ、ミニチュア風、モノクロ、セピアなど、個性的なエフェクトを使って撮影できます。

その他便利な機能

SH-02Cはカメラ機能以外にも、多くの便利な機能を搭載しています。

ショットデコ機能: 手書き文字を撮影して、オリジナルフォントとして利用できます。
ナイトスイングトーク機能: 暗い場所で端末を振ると、残像で文字が見える機能です。
ショットメモ機能: 影や傾き、白い背景の文字画像を自動補正します。
WORLD WING対応: GSMローミングに対応しており、海外でも使用できます。(SH-08Bには非対応)

プリインストールアプリも充実しており、様々なアプリケーションが利用可能です。ただし、すべてのコンテンツを利用するにはアップデートが必要で、一部コンテンツは外部メモリー（microSD/microSDHCカード）が必要となる場合があります。ドコモマーケットからもアプリをダウンロードできます。

発売と歴史

SH-02Cは、2010年11月8日に開発発表され、2010年11月26日に発売されました。多くの機種が同時に発表された中、SH-02Cはデザインと機能性のバランスに優れたモデルとして注目を集めました。

まとめ

docomo STYLE series SH-02Cは、スタイリッシュなデザイン、高性能カメラ、豊富な機能を兼ね備えたFOMA端末です。防水・防塵性能も備えているため、実用性も高く、当時としては非常に魅力的な機種でした。有機ELサブ液晶による高い利便性も大きなポイントです。 現在では既に販売終了していますが、当時のモバイル技術の進歩を感じさせる1台と言えるでしょう。

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