SH-06B

docomo STYLE series SH-06B：高性能カメラと使いやすさを両立したFOMA端末

2010年春にNTTドコモから発売された「docomo STYLE series SH-06B」は、シャープ株式会社が開発を手掛けたFOMA対応の携帯電話です。同シリーズの中でも、その洗練されたデザインと充実した機能で高い人気を博しました。本機は、2008年発売のSH706ieの後継機種として位置付けられ、前機種の機能を継承しつつ、デザインや性能面で大幅な進化を遂げています。

洗練されたデザインと高い操作性

SH-06Bは、13.9mmという薄型ボディを実現しながら、手に馴染む形状設計を採用。シンプルながらも洗練されたデザインは、長く愛用できる魅力の一つです。操作性にも配慮されており、メールや電話帳、メニュー画面の文字サイズは従来機種の2倍となる48ドットに設定。視認性の向上により、快適な操作性を提供しています。

高性能カメラで思い出を鮮やかに

有効画素数約530万画素CMOSカメラを搭載。6軸手ブレ補正と動き検出被写体ブレ補正のW補正により、ブレの少ない鮮明な写真撮影が可能です。さらに、最大10人までの顔登録が可能な個人検出機能を搭載。撮影時に自動で顔認識を行い、ピントを正確に合わせます。撮影後は、登録した名前で写真にタグ付けされ、アルバムから特定の人物が写っている写真だけを簡単に抽出できる「個人アルバム」機能も備えています。

シーン自動認識機能は、撮影環境や被写体に合わせて最適な撮影モードを自動選択。笑顔フォーカスシャッターや振り向きシャッターは、シャッターチャンスを逃さず、自然な表情を捉えます。また、ベストセレクトフォト機能により、シャッター前後を連続撮影し、ベストショットを選び出せます。これらの機能により、初心者でも簡単に高画質の写真撮影を楽しむことができます。

便利な機能と充実のアプリ

SH-06Bは、快適なコミュニケーションをサポートする様々な機能を搭載しています。「トリプルくっきりトーク」は、ノイズリダクション、エンハンス、エコーキャンセル機能を組み合わせ、クリアな通話を実現します。「スロートーク」機能は、音質を損なうことなく、聞き取りやすい速度に調整可能です。

メール機能も充実しており、「絵文字プラス」で簡単にデコメールを作成できます。「フォントチェンジ」機能では、メール本文を画像化し、個性を演出できます。名刺リーダーやコラムリーダーなどの便利な機能に加え、進化した変換エンジン「ケータイShoin9」を搭載し、長文入力の効率性を向上させています。

プリインストールアプリも豊富で、逆転裁判4、ネット辞典、モバイルGoogleマップ、iアバターメーカーなど、様々な用途に対応できるアプリが用意されています。

発売と沿革

SH-06Bは、2010年1月25日に電気通信端末機器審査協会（JATE）の認定を受け、同年3月29日に開発発表、4月16日に発売されました。発売当時、その高い機能性とデザイン性から多くのユーザーに支持されました。

まとめ

SH-06Bは、高性能カメラ、快適な操作性、便利な機能をバランス良く備えた、魅力的なFOMA端末でした。当時としては最先端の機能を多数搭載しており、ユーザーにとって使いやすい端末として高い評価を得ていました。

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