SH-06E

AQUOS PHONE ZETA SH-06Eの概要

AQUOS PHONE ZETA SH-06Eは、NTTドコモが提供するスマートフォンの一つで、シャープによって開発されました。この端末は、第3.9世代移動通信（Xi）と第3世代（FOMA）をサポートするデュアルモード仕様です。前モデルのSH-02Eを受け継ぎつつ、さらに進化した魅力を持っています。

デザインとディスプレイ

SH-06Eのデザインは特に目を引きます。フルHD解像度を誇るIGZO液晶を搭載しており、これにより驚くべき視覚体験を提供します。IGZO技術のおかげで、画面は明るく、エネルギー効率も優れています。また、これまでのモデルにあった画面内のオンスクリーンボタンを廃止し、静電容量式のタッチボタンが採用されたことで、実質的に4.8インチの画面全体を表示エリアとして利用できるようになりました。

カメラ機能

カメラに関しても大幅なアップグレードが施されています。シャープ独自の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、F値1.9の明るいレンズによって、暗い場所でもクリアな写真が撮影可能です。また、手ブレを抑える光学手ブレ補正機能や、声でシャッターを切ることができる「Voice Shot」機能も備えており、ユーザーにとって非常に使いやすい設計となっています。

音楽機能とバッテリー

音楽プレーヤーには、Wolfson社製の高品質音楽専用LSIを搭載しており、低消費電力設計で最大75時間の音楽再生が可能です。また、FMトランスミッターも内蔵しているので、音楽をワイヤレスで楽しむこともできます。

バッテリーは内部でロックされているため、一般ユーザーが直接取り外すことはできませんが、特定の工具を使えばドコモショップのスタッフが交換することができます。これにより、バッテリー交換がスムーズに行える仕組みとなっています。ただし、ユーザーによる取り外しはできないため、カタログにその旨が明確に記載されています。

防水機能とその他の特長

SH-06Eは防水性能も兼ね備えており、特にmicroUSB端子にいる心配が少ない設計です。これにより、浸水のリスクを軽減しています。また、モバキャス（NOTTV）やQiワイヤレス充電にも対応しているため、使い勝手が非常に良い端末となっています。

ユーザーの声とリリース

しかし、この機種のリリース時期はドコモの「ツートップ」戦略の影に隠れ、販売価格が急落する等の状況も見ることができました。また、タッチパネル感度への不満やAndroidのバージョンアップが行われなかったこともあり、ユーザー満足度にはやや課題があったと言わざるを得ません。

2013年5月15日に発表され、5月24日に発売されると、その後すぐにいくつかのアップデートが行われ、不具合修正や機能追加が不断に行われました。例えば、HDRビデオ撮影機能の追加や、通話時の声の途切れを防ぐための修正が施されています。

このように、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eは多くの特長を持ち合わせながらも、一部のユーザーからの評価には見直しが必要な点も存在する、興味深い端末です。

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