SH-09D

AQUOS PHONE ZETA SH-09Dについて

AQUOS PHONE ZETA SH-09Dは、NTTドコモのためにシャープが開発したスマートフォンで、デュアルモードの端末として第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）に対応しています。このモデルは、AQUOS PHONEブランドの初のフラッグシップモデルであり、製品名の「ZETA」はギリシャ語で「究極」を意味します。

特徴

この端末は「大画面×省エネ」をテーマにしており、4.7インチのHD液晶を搭載しています。特に注目すべきは、シャープが初めて採用したSuper-CGシリコン液晶であり、従来の液晶よりも高い透過率を誇ります。この技術により、画面の明るさと質感が大幅に向上し、バックライトの省エネにも寄与しています。また、液晶に内蔵されたメモリは、特に静止画の表示時にCPUの画像伝送を停止することでさらなる省エネルギーを実現しています。

さらに、「Edge to Edge設計」によりフレームがスリム化され、画面占有率は約70%にも達しています。タッチ操作に関しては、シャープ独自の技術により反応性が向上し、スムーズなスクロールが可能です。液晶画面下部には、7色のイルミネーションが搭載され、ユーザーに視覚的な楽しさを提供します。

UIと音楽機能

ユーザーインターフェースには、docomo Palette UIと、デザインハウスFrog Design Inc.と共同開発したFeel UXが採用されています。これにより、使いやすさが向上し、直感的な操作が可能です。また、「Music'n Player」というオリジナルの音楽プレーヤーアプリを搭載し、LPA（Low Power Audio）を利用することで約45時間もの長時間の音楽再生が可能です。

カメラとバッテリー

メインカメラは1210万画素の裏面照射型CMOSセンサーを使用しており、高感度かつ低ノイズの画像を提供します。また、画像処理エンジンの「ProPix」によって色再現性も非常に高く、さまざまなシーンで美しい写真が撮影できます。バッテリーは1900mAhで、おくだけ充電に対応しているため、便利かつ短時間で充電が可能です。

歴史とアップデート

AQUOS PHONE ZETA SH-09Dは、2012年に発表され、同年に発売が開始されました。その後も数回のアプデートが行われ、特にAndroid 4.1へのバージョンアップが注目されました。発売からわずか1ヶ月で生産終了となる異例の事態が発生しましたが、これはQualcommのチップ供給不足によるものでした。

まとめ

AQUOS PHONE ZETA SH-09Dは、高性能な液晶、優れたカメラ機能、長時間のバッテリー持続が特徴のスマートフォンです。その独自の技術とデザインにより、使用者に快適な体験を提供します。今年の最新モデルがどのように進化するのか、今後も注目される端末の一つです。

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