SO-02C

ドコモ スマートフォン Xperia acro SO-02C

概要

ドコモ スマートフォン Xperia acro SO-02C（エクスペリア アクロ エスオー ゼロニー シー）は、NTTドコモ向けにソニーモバイルコミュニケーションズが開発したスマートフォンです。この機種は、2011年の夏モデルとして登場し、その後はdocomo NEXT seriesとして分類され、より高い機能と独自仕様が特徴です。日本市場向けに設計され、従来のフィーチャーフォンにあたるFeliCa、ワンセグや赤外線通信などの機能を搭載しています。

特徴と仕様

Xperia acro SO-02Cは、基本的な仕様は同じくドコモから発売されたXperia arc（SO-01C）に似ていますが、いくつかの追加機能が搭載されています。特に3G通信においてはHSPAに対応し、最大14Mbpsの高速通信が可能です。また、WiFiではIEEE 802.11b/g/nに対応し、150Mbpsの通信速度を実現しています。

本機は、ドコモの2011年夏モデルにおいて唯一テザリングには非対応でしたが、2011年11月のソフトウェアアップデートによりテザリング機能追加されました。さらに、アクア（青）という専用色や、電池パックSO05も特別に用意されています。バッテリー容量は1500mAhで、長時間の使用が可能です。

OSとアプリケーション

Xperia acro SO-02CはGoogleのAndroid 2.3を搭載しており、ブラウザには標準の「ブラウザ」と「Flash Player 10.2」がインストールされています。これにより、JavaScriptやHTML5を使ったウェブサイトも快適に閲覧できるようになっています。また、アプリケーションも多種取り揃えており、Gmail、Google Maps、YouTubeなどの標準アプリケーションが利用可能です。

メール機能においても、Gmailやドコモのキャリアメール（spモードメール）に容易にアクセスできます。さらに、POPやIMAPプロトコルもサポートしており、さまざまなメールサービスへアクセスが可能です。これらの機能は、ビジネスシーンやプライベートの両方で便利に利用できるものとなっています。

インターネットアクセス

インターネットへの接続には、spモードやmopera Uなどの契約が必要です。WiFi環境下でもインターネット接続が可能ですが、一部機能に制限があります。多様なインターネットサービスが利用でき、操作も直感的です。

アップデート履歴

この端末は2011年6月に予約が開始され、同年7月に販売が開始されました。ソフトウェアのアップデートも行われ、特に2011年11月にはテザリングやエリアメールへの対応が追加されたのが特徴です。しかしAndroid 4.0へのバージョンアップは検討されましたが、RAM不足が理由で実施されませんでした。このように、Xperia acro SO-02Cは市場のニーズを反映しながら進化し続けたモデルです。

結論

総じて、Xperia acro SO-02Cは独自の機能と洗練されたデザインを兼ね備えたスマートフォンで、特に通信機能に優れたモデルとして多くのユーザーに支持されてきました。多様なアプリケーションが利用可能で、日常生活やビジネスシーンにおいても多機能性を発揮します。

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