SO-04E

Xperia A SO-04E

Xperia A SO-04Eは、ソニーモバイルコミュニケーションズが製造したNTTドコモ向けのスマートフォンです。この端末は、第3.9世代移動通信システム（Xi）および第3世代移動通信システム（FOMA）に対応しており、デュアルモードでの通信が可能です。また、ドコモの第2期スマートフォンの一つとして位置付けられています。

概要

Xperia A SO-04Eは、Xperia ZRの日本国内向けローカライズモデルで、前のSO-01Eの後継機種とされています。この端末は、ドコモの「docomo with series」として発表され、特に使いやすさを追求した設計が特徴です。画面は4.6インチのHD液晶で、内蔵メモリは32GBと、使いやすさが際立っています。

この機種は、Xperiaシリーズのスマートフォンとして初めてNOTTVに対応しており、コンパクトなサイズでありながら持ちやすい形状にデザインされています。また、防水（IPX5/8）と防塵（IP5X）機能を持ち、様々なシーンで安心して使用できます。バッテリーは2300mAhで、取り外しも可能。ユーザーは、好みのカラーの裏蓋を選んで装着することができます。

アップデートについては、本機種はAndroid 4.2にバージョンアップされたところで提供が終了しましたが、グローバルモデルでは2015年までのアップデートが行われました。カメラ機能では、クイック起動に対応しており、スリープ状態でもシャッターボタンを押すことで速やかに撮影が可能です。

Xperia feat. HATSUNE MIKU SO-04E

このXperia A SO-04Eの特異な点として、クリプトン・フューチャー・メディアとのコラボレーションモデルとして「Xperia feat. HATSUNE MIKU SO-04E」が挙げられます。このモデルは、日本国内におけるXperiaシリーズの初のコラボレーションモデルで、限定数3万9000台が販売されました。このモデルは、初音ミクをテーマにしたオリジナルの起動画面や専用キーボードが特徴で、VOCALOID関連の辞書も事前に登録されています。

販売戦略においては、Xperia A SO-04EとサムスンのGALAXY S4をツートップとして打ち出し、ドコモはこれまでの方針を変え、新たな販売戦略を実施しました。その結果、この機種は特に人気を集め、NECカシオモバイルやパナソニックは、この年をもって日本のスマートフォン市場から撤退することとなりました。

歴史

Xperia A SO-04Eの歴史は、2013年5月14日にソニーモバイルがグローバルモデルを発表したことから始まります。11月までにこの端末の開発が進められ、発売日を迎えました。同年7月には、初音ミクとのコラボモデルが発表され、特にファンに愛され多くの支持を得る結果となりました。

最終的に、このモデルは2017年9月30日をもって修理受付とアップデートが終了されました。これによりXperia A SO-04Eは、その歴史に幕を下ろしたものの、ユーザーの間ではその名残を残しています。これにより、特に音楽と技術の融合を体験したいユーザーにとって、Xperia A SO-04Eは特別な端末として心に刻まれています。

もう一度検索