SO-05K

Xperia XZ2 Compact SO-05Kは、ソニーモバイルコミュニケーションズが開発したNTTドコモ向けのスマートフォンです。このモデルは、グローバルモデルであるXperia XZ2 Compactの日本国内向けローカライズ版として、ドコモから独占的に販売されました。

デザインとディスプレイ

前モデルであるSO-02Kから、本体サイズはほぼ変わらずに、画面サイズが4.6インチから5.0インチへと拡大されました。特筆すべきは、Xperiaシリーズとして初めて18:9の縦長ディスプレイを採用した点です。これにより、より多くの情報を表示できるようになり、視認性が向上しました。ディスプレイはフルHD+の高解像度を持ち、482ppiの精細さを誇ります。また、Gorilla Glass 5による保護、HDR対応、トリルミナスディスプレイ、X-Reality for mobile、ダイナミックコントラストエンハンサーなどの技術が搭載され、非常に美しい映像体験を提供します。

カメラ性能

カメラは、ソニーの高度な技術を結集したMotion Eyeカメラシステムを搭載しています。Exmor RS for mobileセンサーとBIONZ for mobileプロセッサーが連携し、高画質な写真や動画撮影を可能にします。Gレンズを採用し、4K HDR動画撮影、スーパースローモーション、先読み撮影などの機能が充実しています。また、オートフォーカス連写、RGBC-IRセンサー、レーザーAFセンサーにより、高速かつ正確なフォーカスを実現しています。さらに、3Dスキャン機能や電子式手ブレ補正、インテリジェントアクティブモードも備えています。最大ISO感度は動画で4000、静止画で12800と、暗所での撮影にも強みがあります。

オーディオ・ビジュアル

オーディオ面では、S-Forceフロントサラウンドスピーカーを搭載し、迫力のあるサウンドを楽しめます。ハイレゾ音源（192kHz/24bit）に対応し、DSEE HX技術により、圧縮音源も高音質で再生できます。また、動画再生コーデックはH.263、H.264、H.265、MPEG-2、MPEG-4、VP8、VP9に対応しています。フルセグにも対応し、イヤホンジャックも搭載されています。

その他の機能

バッテリーの劣化を抑える「いたわり充電」、バッテリー消費を抑える「STAMINAモード」、素早く電話をかけられる「スグ電」といった便利な機能が搭載されています。日本語入力システムにはPOBox Plus 3.7.0を採用。防水・防塵性能はIPX5/IPX8、IP6Xに対応しており、安心して使用できます。生体認証は指紋、顔、声に対応し、セキュリティも万全です。また、おサイフケータイ（FeliCa）、NFC、テザリング、Wi-Fi (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0、USB Type-C 3.1 SuperSpeed Gen1に対応。さらに、スマートクリーナー、WORLD WING、エリアメールなどの機能も搭載しています。

ソフトウェアとアップデート

Android 10に対応していますが、Android 10から搭載されたジェスチャーナビゲーションには非対応です。背面の材質がポリカーボネートであるため、置くだけ充電には対応していません。2019年1月8日と2020年3月3日にOSバージョンアップが実施されました。プリインストールアプリとしては、Googleとドコモのものが含まれています。

歴史

2018年2月26日にMobile World Congress 2018にてグローバルモデルが発表され、同年6月15日にNTTドコモとソニーモバイルコミュニケーションズジャパンから公式発表と事前予約受付が開始されました。同年6月22日に発売が開始されましたが、2023年1月末には修理受付が終了しています。

関連モデル

このモデルの先代はXperia XZ1 Compact SO-02K、同時期に発売されたモデルにはXperia XZ2 SO-03K、Xperia XZ2 Premium SO-04Kがあります。また、事実上の後継モデルとしてはXperia 5 SO-01Mが存在します。

外部リンク

詳細は、NTTドコモとソニーモバイルコミュニケーションズの公式サイトをご覧ください。

[NTTドコモ]]: [https://www.nttdocomo.co.jp/support/product/so05k/index.html
[ソニーモバイルコミュニケーションズ]]: [https://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-05k/

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