SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン

SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン



『SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン』は、1995年4月15日から2002年10月5日まで文化放送をキーステーションに、複数のラジオ局で放送されていたアニラジ番組です。通称は「ドリカン」として親しまれていました。

放送概要




パーソナリティ



番組終了時点のパーソナリティは、田村ゆかりさんと堀江由衣さんのお二人でした。お二人は1998年10月10日から番組終了までを担当しました。

過去には、冨永みーなさん（番組開始 - 2002年3月16日）と椎名へきるさん（番組開始 - 1998年10月3日）もパーソナリティを務めていました。

番組内容



アニメ、ゲーム、声優の楽曲に限定したリクエストランキング番組で、リスナーからのリクエストを元にランキング形式で楽曲を紹介していました。1995年度の番組改編で、金曜深夜から土曜深夜に放送枠が拡大された際に、土曜枠の中心番組としてスタートしました。当初は、リクエストランキングの他に、マルチメディア・アニメ・ゲームの最新情報も伝えるというコンセプトでした。

番組開始当初は冨永さんと椎名さんの2名体制でしたが、椎名さんがコンサートツアーで多忙になったため、番組を欠席することが増え、1998年10月に降板しました。その後、番組内グループ「ドリカンクラブ」のメンバーだった田村さんと堀江さんがアシスタントとして加入しました。冨永さんも一時休業後、2002年3月に降板し、最終的には田村さんと堀江さんの2名体制となりました。2002年10月5日に番組は終了しましたが、ランキング発表という基本コンセプトは、後番組の『A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン』に引き継がれました。

番組構成は、前半が週替わりの企画コーナー（リスナーからのお便り紹介など）で、後半がメインのランキング発表でした。1996年4月からは、文化放送アナウンサーの斉藤一美さんが進行を務め、冨永さんと椎名さんが対決するコーナー「姉妹でニャパニャパ」が月1回のペースで放送されていました。斉藤アナウンサーがスポーツ実況に転向したため、1997年3月でコーナーは終了し、翌4月からは後継コーナーとして、当時文化放送アナウンサーだった藤木千穂さんが進行を務める「ドリカン通信」がスタートしました。このコーナーでは、藤木アナウンサーがドリカンクラブのメンバーを数人招き、様々なテーマでトークをしたり、番組おすすめの新作アニメ・ゲーム・コミックを紹介していました。

その他、リスナー同士がドリカンにまつわる楽曲のイントロクイズで対決する企画や、冨永さんと田村さんと堀江さんが好きな数字を決め、リスナーがその数字を当てる企画なども放送されました。番組のスポンサーにオリコンが入っていた時期には、『オリコン ウィーク The Ichiban』（後に『オリ★スタ』に改題）誌にランキングが掲載され、パーソナリティによるコラム「キュートにドリカン」も連載されていました。番組後期から終了までは、TWO-MIXが番組ジングルを担当していました。

1995年のクリスマスシーズンには、冨永さんと椎名さん、文化放送アナウンサーの長谷川のび太さんの3人がパーソナリティを務めた特別番組が放送されました。また、放送5周年となった2000年には、代々木第一体育館で公開録音が行われました。

放送形態



文化放送での放送は生放送と思われていましたが、最終回で田村ゆかりさんが収録であったことをほのめかす発言をしています。構成作家の伊福部崇さんも後に「ドリカンはずーっと木曜日だったんです」と語っています。

当初は、6位から10位はサビの一部、4位と5位は1番、2位と3位は1番と2番、1位のみフルコーラスで放送され、楽曲部分とトーク部分がほぼ半々でした。トークコーナーでは、「ボケ耳ダンボ」や「どーしてもききたい〜」などの人気コーナーが週替わりで放送されていました。リスナーからの要望で、下位の曲も長く聞きたいという声に応え、スペシャル版としてトーク部分を大幅にカットし、6位から10位は1番、4位と5位は1番と2番、1位から3位はフルコーラスで放送する形式が採用されました。この形式が好評だったため、スペシャル版の放送頻度が高くなり、冨永みーなさんの休養以降は、トーク部分がほとんどない形式で放送されるようになりました。

ドリカンクラブ



本番組のパーソナリティの妹分として、3482人の応募者の中から15人が選ばれた、若手の女性声優志望者からなる声優グループです。冨永さんの降板後、田村さんと堀江さんはメインパーソナリティに昇格しました。メンバーの一人であった生天目仁美さんは、ドリカンクラブの活動休止後、劇団を中心に活動していましたが、後に声優として知名度を上げました。

主要記録




年間ランキング



番組では『ドリカン年間ベストテン』と呼ばれていました。12月最終週に放送され、1月から年間ランキング発表前週までの各週ランキングを集計対象として、ランクインした曲に対して毎週のランキングに応じてポイントが付与され、年間順位が決定されていました。

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