SOUL'd OUT

SOUL'd OUT（ソウルド アウト）

SOUL'd OUTは日本のヒップホップシーンで特異な位置を持つグループであり、2MCとトラックマスターの構成で知られています。代表的なメンバーには、メインMCのDiggy-MO'（ディギー・モー）、ヒューマンビートボックス担当のBro.Hi（ブラザー・ハイ）、そしてトラックマスターのShinnosuke（シンノスケ）がいます。彼らは多様な音楽スタイルを取り入れ、ブラックミュージックや1980年代の洋楽ポップスからインスパイアを受けた作品を数多く生み出してきました。

メンバー紹介

Diggy-MO'（ディギー・モー）

メインMCでリードボーカルを務めるDiggy-MO'は、グループ内での楽曲の大半を作詞し、Shinnosukeと共に作曲も手がけています。幼少期からピアノを習い、音楽の基礎を学びました。学生時代にはバンド活動も行っており、その音楽的な基盤が彼の作品に色濃く反映されています。

Bro.Hi（ブラザー・ハイ）

Bro.Hiはヒューマンビートボックスを駆使するMCで、Diggy-MO'と共に楽曲の作詞も行っています。彼のヒューマンビートボックスは、ザ・ルーツのライブに触発されたものです。また、英語に堪能で、音楽だけでなく料理の世界でも板前としての経験がある多才な人物です。2024年には自身の食堂『四季菜』をオープン予定です。

Shinnosuke（シンノスケ）

Shinnosukeはトラックマスターとして、全ての楽曲の作曲・編曲を担当します。グループのサウンドの核心を成し、メンバーからは絶大な信頼を寄せられています。彼は長髪が特徴で、愛称は「シンちゃん」と親しまれています。音楽プロデューサーとしての視点に加え、美術にも興味を持つ敏腕アーティストでもあります。

歴史と活動

SOUL'd OUTは1999年に結成され、その後、多様な音楽スタイルを取り入れた作品を発表し続けました。2003年にはSME Recordsから「ウェカピポ」でメジャーデビューを果たし、以降リリースしたシングルやアルバムは高く評価されました。特に「ALIVE」や「GROWN KIDZ」、さらにはアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のテーマソングに起用された「VOODOO KINGDOM」など、様々なヒット曲を生み出しました。

2014年、メンバーの私的事情によってグループは解散を決意しました。最後のライブは2014年7月19日に新木場STUDIO COASTで行われ、15年の活動に締めくくりを迎えました。彼らの音楽は多くのファンの心に残っており、日本のヒップホップシーンにおいて特別な存在感を放ったといえます。

ディスコグラフィ

グループとしての作品は非常に多岐にわたります。代表作としては以下があります。

• - シングル: 「ウェカピポ」、「Flyte Tyme」、「1,000,000 MONSTERS ATTACK」
• - アルバム: 「SOUL'd OUT」、「ATTITUDE」、「so_mania」
• - リミックスアルバム: 「Movies&Remixies」シリーズ
• - ベストアルバム: 「10th Anniversary BEST & BOX

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