SPY×FAMILY (アニメ)

SPY×FAMILY (スパイファミリー)

『SPY×FAMILY』は、遠藤達哉による同名漫画を原作とした人気アニメ作品です。WIT STUDIOとCloverWorksの共同制作で、テレビアニメシリーズと劇場アニメが制作されています。スパイの父、殺し屋の母、超能力者の娘が、お互いの正体を隠しながら偽りの家族として生活する、スパイアクションコメディです。

登場人物

ロイド・フォージャー: 声 - 江口拓也
凄腕のスパイ。「黄昏（たそがれ）」というコードネームを持つ。任務のため、偽りの家族を作る。
アーニャ・フォージャー: 声 - 種﨑敦美
人の心を読める超能力を持つ少女。ロイドの養子となる。
* ヨル・フォージャー: 声 - 早見沙織
ロイドの妻となる女性。裏の顔は凄腕の殺し屋。

テレビアニメ

2021年11月にテレビアニメ化が発表され、Season 1は2クールに分けて放送されました。第1クールは2022年4月から6月、第2クールは同年10月から12月に放送。Season 2は2023年10月から12月に放送され、Season 3が2025年10月より放送予定です。テレビ東京系列全6局を中心に、系列外の放送局でも放送されています。ナレーションは、ボンド・フォージャー役の松田健一郎が担当。

制作

企画は東宝がWIT STUDIOに相談したことから始まりました。WIT STUDIOの中武哲也が、CloverWorksの福島祐一と「一緒に作品を作りたい」と話したことがきっかけで、2社共同制作体制が実現しました。この体制は、クリエイターの負担軽減や、クオリティチェックの時間を確保できるなどのメリットがあります。集英社の林士平も制作に参加し、監督は古橋一浩、キャラクターデザイン・総作画監督は嶋田和晃が担当しています。

作風

Season 1では、第1話から第3話までほぼ原作に忠実な内容で、独自の描写も加えられています。音楽は(K)NoW_NAMEが担当し、アクションシーンなどではジャズ調の音楽が使用されています。

演技・キャスティング

ロイド役の江口拓也は、原作ファンであることを公言しており、作品への期待の大きさを感じていたと語っています。アーニャ役の種﨑敦美は、アーニャの子供らしさを意識して演じているとのこと。ヨル役の早見沙織は、普段のシーンと殺し屋としてのシーンの演じ分けに苦労したと述べています。

反響・評価

アニメは放送開始当初から高い評価を受け、視聴者数ランキングで上位を独占するなど、大きな反響を呼びました。幅広い年齢層から人気を集めており、関連グッズも多数発売されています。評論家からも高評価を受けており、特にアーニャの存在が作品の魅力を高めていると評価されています。数々の賞を受賞し、2022年のYahoo!検索大賞アニメ部門賞や、東京アニメアワードフェスティバルのTVシリーズ部門賞を受賞しています。

劇場アニメ

2023年12月22日には、初の劇場アニメ『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が公開されました。原作の遠藤達哉が監修・キャラクター原案を務める完全新作ストーリーです。

あらすじ

アーニャが学校の調理実習で作るお菓子を巡り、フォージャー家は旅行に出かけます。しかし、その旅先でアーニャは国家間の争いを引き起こすマイクロフィルムを飲み込んでしまい、事件に巻き込まれていきます。

スタッフ

監督は片桐崇、脚本は大河内一楼が担当。アニメーション制作はWIT STUDIOとCloverWorksが共同で行っています。主題歌はOfficial髭男dismの「SOULSOUP」、エンディング主題歌は星野源の「光の跡」です。

評価

劇場アニメも評論家から概ね好意的な評価を受けており、Rotten Tomatoesでは高い支持率を獲得しています。ストーリー展開やアクションシーンなどが評価されています。

コラボレーション

『SPY×FAMILY』は、モンスターストライク、PRONTO、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、パズル&ドラゴンズ、BOSS、東武動物公園、Jリーグ、セブン-イレブン、SuperGroupies、サンシャインシティ、くら寿司など、様々な企業やブランドとのコラボレーションを展開しています。

『SPY×FAMILY』は、魅力的なキャラクター、スリリングなストーリー、そしてユーモアに満ちた演出で、幅広い層のファンを魅了し続けています。

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