STVラジオ

株式会社STVラジオについて

株式会社STVラジオ（The STVradio Broadcasting Co., Ltd.）は、北海道を放送エリアとする中波放送を行う特定地上基幹放送事業者です。この会社は、元々札幌テレビ放送内のラジオ事業部門として設立されました。全国で唯一、テレビが先行して開局した後でラジオ放送を開始し、その際に送信所などのコールサインがラジオとテレビで異なるという特異な運営スタイルを持っています。

STVラジオは2005年10月1日、札幌テレビ放送から分社し、「株式会社STVラジオ」として独自のAMラジオ放送を開始しました。この日を記念して「STVラジオの日」を設けています。道内において唯一のAMラジオ単営局として位置付けられており、そのスタジオは実際にはSTV本社の施設を利用し、アナウンサーもSTV本社から派遣されています。このため、運営体制は相変わらず放送局と協力関係にある形となっています。

所属アナウンサー

代表的なアナウンサーとして、木村洋二が挙げられます。彼は2019年に取締役エグゼクティブアナウンサーに就任し、2022年には常務取締役に昇進しました。

スタジオについて

STVラジオは複数のスタジオを所有しています。

• - 第1スタジオ: 観覧用のひな壇が常設されており、かつては人気番組『ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』で使用されていました。
• - 第3スタジオ: 生放送と収録に対応し、様々な人気番組が放送されています。
• - Vスタジオ: 1995年から運用されている最新のスタジオで、多様な番組が制作されています。

聴取率の変遷

STVラジオは、聴取率においても注目すべき進展があります。1985年に初めて全日聴取率でHBCラジオを上回り、以後27年連続で1位を記録するなど、長い間人気を保ってきました。しかし、2012年には1位をHBCに奪われるなどの波もありましたが、その後の2020年には聴取率調査で7年ぶりに1位を奪還しています。また、2021年以降も安定した成績を収めています。

受賞歴

STVラジオは数々の賞も受賞しています。「松山千春」をテーマにした番組が、日本民間放送連盟賞で優秀賞を受賞するなど、クオリティの高い番組を制作していることが評価されています。2023年には、複数の番組が同時に優秀賞を受賞し、業界内での地位を確立しました。

沿革

2005年に設立されたSTVラジオは、その後も数々の重要な出来事を経て現在に至ります。開局60周年を迎えた2022年には、特別な記念番組を放送し、地域への貢献をアピールし続けています。今後も多様なメディアでの展開を視野に、STVラジオは地域と共に成長し続けるでしょう。

このように、STVラジオは北海道に密着した放送を続け、地域リスナーの期待に応えるため、常に新たな取り組みを行っています。

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