SUMMER IN TEARS

アルバム概要

『SUMMER IN TEARS』は、1985年8月1日に近藤真彦がリリースした7枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムはCBS・ソニーからの初のオリジナル作品であり、前作『Shining』からちょうど1年後のリリースとなります。アルバムタイトルは、日本語で「涙の夏」を意味し、感情豊かな楽曲が収められています。

活動の背景

近藤真彦は、RVC（RCA）からCBS・ソニーに移籍する際に、音楽活動の新たな展開に挑戦しました。彼の移籍はファンに新しい音楽スタイルを期待させ、アルバムはその期待に応える形で制作されています。アルバムのオープニングを飾る「MOMOKO」は、1982年に発表された楽曲を新たにアレンジしたものです。

収録曲

本アルバムには、全10曲が収録されています。この中にはさまざまなテーマの楽曲が存在し、特に恋愛や青春に焦点を当てています。収録曲は以下の通りです：

SIDE A

1. MOMOKO（New Version）
作詞：松本隆、作曲：山下達郎、編曲：椎名和夫
1982年の「ハイティーン・ブギ」のカップリング曲を新たにアレンジしたバージョンです。

2. SUMMER IN TEARS
作詞：売野雅勇、作曲：織田哲郎、編曲：大谷和夫
「涙の夏」というタイトルから織りなす物語が印象的な楽曲です。

3. 愛に…憑かれて
作詞：水口晴幸、作曲：長沢ヒロ、編曲：大谷和夫
情熱的な恋愛がテーマの楽曲で、聴く人の心に共鳴します。

4. 男が泣く女が泣く
作詞：売野雅勇、作曲：長沢ヒロ、編曲：松下誠
男女の感情が交錯する様子を鋭く描写しています。

5. 夢絆
作詞：売野雅勇、作曲：鈴木キサブロー、編曲：チト河内
夢と絆をテーマにした感動的なバラードです。

SIDE B

1. 夏の日の少年
作詞：売野雅勇、作曲：長沢ヒロ、編曲：戸塚修
若き日の思い出を振り返る、ノスタルジックな楽曲です。

2. NEVER FALL IN LOVE
作詞：小林和子、作曲・編曲：馬飼野康二
恋愛の難しさについてのメッセージが込められています。

3. 悲しみが瞳にしみる
作詞：売野雅勇、作曲：John Stanley、編曲：戸塚修
切ない思いを表現した深い感情の楽曲です。

4. 京都サマータイム・ブルース
作詞：売野雅勇、作曲：馬飼野康二、編曲：チト河内
絵画のように美しい京都の夏が描かれています。

5. せつなくてヘッドライト
作詞：康珍化、作曲：鈴木キサブロー、編曲：チト河内
寂しさと希望が交錯するユニークな作品です。

結論

『SUMMER IN TEARS』は、近藤真彦のキャリアの中で新たな出発点となったアルバムであり、聴く人の感情に深く訴えかける作品です。多様な楽曲が収録され、彼の音楽の幅を広げる役割を果たしました。近藤真彦ファンはもちろん、音楽ファンには必聴の一枚です。

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