水口晴幸

水口晴幸：ロックンロールの初期を駆け抜けた男

水口晴幸（みずぐち はるゆき）は、1952年10月19日生まれの日本の歌手・俳優です。彼のキャリアは、ロックンロールバンド「クールス（COOLS）」の初期ボーカリストとして幕を開けました。愛称はピッピ（Pitpi）として親しまれています。

三重から原宿へ、そしてクールス結成

三重県熊野市二木島町出身の水口は、熊野工業高等専門学校を3年で中退後、様々な職を経験しました。1974年12月、舘ひろしらと共に東京・原宿でバイクチーム「クールス」を結成。その後、キャロルの親衛隊を経て、バンド「クールス」としてデビューを果たします。1979年12月にクールスを脱退し、ソロ活動を開始しました。

勝新太郎との出会い、俳優としての才能開花

ソロ活動後、勝新太郎に見出されたことが、俳優としての道を切り開く大きな転機となりました。歌手としてだけでなく、俳優としてもその才能を発揮し、多くの作品に出演しています。

音楽活動：ロックンロールへの情熱

水口晴幸は、「HAL with BAD EGGS」「Japanese Academic Punks with Tokyo Big Beat Junky」「水口晴幸 with ROLL OVERS」といった様々なユニットで音楽活動を展開しました。代表曲には、「追憶」や「笑わせるぜ」があります。彼の音楽は、ロックンロールの魂を今に伝える力強いエネルギーに満ちています。

出演作品

クールス時代

新幹線大爆破（1975年）
暴力教室（1976年）

ソロ

警視-K（1980年）
ファントム（1983年）
ちょうちん（1987年）
ROUTE42（2013年）
悪い女はよく稼ぐ（2019年）

ディスコグラフィ

クールス

1975-1977
黒のロックンロール
ロックンロールエンジェルス
東京直撃〜COOLS LIVE〜
Hello Good Bye
1977-1979 (COOLS ROCKABILLY CLUB)
COOLS ROCKBILLY CLUB
BE A GOOD BOY
THE COOL
DEAD HEAT HIBIYA
NEW YORK CITY,N.Y.

ソロ

BLACK or WHITE(山下達郎プロデュース)
...ing
C'MON WHO'S NEXT
TOKYO BOOGALOO
STAY COOL
STAY COOL-FINAL EDITION

DVD

ONE NIGHT ROCK'N ROLL SHOW (2006年)

ラジオ

『水口”PITPI”晴幸のKeep on ! Rollin'』（FM新潟）

著書

* LEGENDARY GODFATHER 伝説のゴッドファーザー 勝新太郎語録（トランスワールドジャパン 2017年）

水口晴幸は、ロックンロールの初期を彩ったスターであると同時に、俳優としても独自の存在感を放ち続けています。彼の情熱的なパフォーマンスは、これからも多くの人々を魅了し続けるでしょう。

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