Siesta (河合その子のアルバム)

アルバム『Siesta』の概要

『Siesta』（シエスタ）は、日本の歌手河合その子による2枚目のオリジナルアルバムで、1986年5月21日にCBS/SONYからリリースされました。このアルバムは、アナログLP（品番28AH-2028）及び初版CD（品番32DH-446）として販売され、多くのファンに愛される作品となっています。

アルバムの背景

アルバムのキャッチコピーは『まどろむ午後の陽射しの中、その子はまだ シエスタタイム。起きなさいその子!!少女と大人の間に揺れ動く日々の移ろいに どんな夢をみていたの。』というものです。この言葉からは、河合その子の甘美で少し夢見がちな世界観が感じられます。前作『その子』から約半年後にリリースされた本作には、シングルとしても知られる「青いスタスィオン」が収録されています。

再発売

アルバムは2019年12月25日に配信限定で再リリースされ、新しい世代のリスナーにもその魅力を伝えています。この再リリースは、河合その子の音楽を改めて楽しむ機会を提供しました。

制作の背景

本アルバムの作曲・編曲を手がけた後藤次利は、この作品について「青いスタスィオンを完全版にしたのがこのLPとも言える」と述べています。また、彼女が「お昼寝をしている時に夢に出てくるようなこと」をテーマにしており、この頃から河合その子自身も会話に自分の意見を持つようになったとのことです。これにより、彼女の成長と音楽的な成熟が伺えます。

批評

音楽雑誌『CDジャーナル』は、本作について「メディア・クロスによるアイドルづくりもスゴイが、それ以上にスタッフがスゴイ」と評しており、後藤次利の作曲や編曲の腕前が特に評価されています。超一流のミュージシャンたちによる緻密な演奏が、アルバム全体を支えているという指摘は、リスナーにとっても嬉しいポイントです。

収録曲リスト

アルバム「Siesta」には、以下の楽曲が収録されています。すべての曲は後藤次利が作曲・編曲を担当しており、作詞はさまざまな作詞家が関わっています。

• - プランタンにボンジュール（作詞: 芹沢類）
• - 恋の秘伝 -スパイス編-（作詞: 芹沢類）
• - 砂のネックレス（作詞: 秋元康）
• - ささやくロッキング・チェアー（作詞: 芹沢類）
• - 悲しみのトリスターナ（作詞: 秋元康）
• - 不思議バカンス（作詞: 吉元由美）
• - 向い風とかくれんぼ（作詞: 芹沢類）
• - 緑の少女（作詞: 芹沢類）
• - 青いスタスィオン（作詞: 秋元康）
• - シエスタ (インストゥルメンタル)
• - 星のピリオド（作詞: 秋元康）

参加ミュージシャン

アルバムの制作には、実力派のミュージシャンが参加しており、音楽的なクオリティを高めています。彼らの演奏があってこそ、本作の魅力がさらに引き立っています。

関連作品

河合その子の全ソロ・アルバムを収めたCD-BOX「河合その子プレミアム」も登場し、彼女の音楽の旅を楽しむことができます。これにより、ファンは彼女の音楽を多角的に味わうことができるのです。

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