SoftBank 001HT

HTC Desire HD (Softbank 001HT)

HTCが開発し、ソフトバンクモバイルが販売したHTC Desire HDは、2010年11月12日に発売されたスマートフォンです。W-CDMAおよびGSM通信方式に対応しており、Android OSを搭載しています。このデバイスは、その性能や機能から人気を集めました。

デザインとディスプレイ

Desire HDは、4.3インチの静電式タッチパネルを持ち、全画面タッチパネルのデザインが特徴です。HTCは、DesireやNexus Oneといった過去のモデルのディスプレイを、Sony製のSuper LCDに変更しました。この変更は、サムスンからの有機ELディスプレイの供給が不十分だったことが理由とされています。

カメラ機能

このスマートフォンは2つのLEDフラッシュを備えており、720pの動画撮影が可能です。高画質な写真や動画を楽しむことができるため、ユーザーにとって便利な機能として評価されています。

音質と機能

音質の向上もこの端末の特長の一つです。ドルビーモバイルとSRS WOW HDの支援により、より良い音響体験を提供しています。また、HTCが無償で提供するクラウドサービスであるHTC Sense.comにも対応しており、ユーザーはデータを簡単に管理することができます。

アップデートと評価

2011年5月12日から、Android 2.3.3へのアップデートが開始され、独自のユーザーインターフェースであるHTCSenseもバージョン2.0から2.1へと進化しました。Desire HDは、多くのユーザーから高い評価を受けており、特にカスタムROMの開発が盛んで、海外のモバイル開発者コミュニティで多くの情報が交換されています。また、2010年当時の日本メーカー製スマートフォンと比較しても、優れたスペック（768MBのRAMや4.3インチディスプレイを搭載）を持っていると評判です。

不具合と対応サービス

ただし、この端末にも一部不具合が報告されています。2010年5月18日には、プリインストールされているメールアプリにおいて、連続したドットが含まれるメールアドレスにメールを送信した際、正しく送信されない問題が確認されました。このような問題に対しても、HTCはフォローアップを行いました。

関連項目と外部リンク

Desire HDは、Androidを搭載した他のスマートフォンとともに、様々な関連項目が存在します。同時期に発表された他のデバイスとしては、Galaxy S (docomo)やIS03 (au)などがあります。これらの情報は、ソフトバンクモバイルの端末一覧やSoftBank Xシリーズ、SoftBankスマートフォンの情報としても存在します。

詳しくは以下の外部リンクをご参照ください。

• - HTC Desire SoftBank 001HT | ソフトバンクモバイル
• - HTC - 製品 - SoftBank 001HT - 概要

以上のように、HTC Desire HDは、その革新的なデザイン、優れた機能、ユーザーからの高評価から、Androidスマートフォンの中でも印象的なモデルとなったと言えるでしょう。

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