SoftBank 102SH

AQUOS PHONE 102SHおよび102SHII

AQUOS PHONE 102SH（アクオスフォン イチマルニエスエイチ）と102SHII（アクオスフォン イチマルニエスエイチ ツー）は、シャープが開発し、ソフトバンクモバイルが販売しているAndroid搭載スマートフォンです。これらの端末は、特に質の高いディスプレイと多機能を備えており、ユーザーのライフスタイルに合わせた便利な機能を提供します。

特徴

102SHと102SHIIは、4.5インチHD液晶（1280×720）を採用しており、高精細な画質を実現しています。このディスプレイは、従来のスマートフォンで一般的であったWVGA（800×480）やqHD（960×540）よりもクリアで、視差バリア方式による3D表示にも対応しています。ただし、3D表示には1眼カメラが使用されています。

搭載されているCPUは、デュアルコアのOMAP4430で、スムーズな動作を可能にしています。また、1520mAhのバッテリーは、省電力技術「エコ技」を活用しており、バックグラウンドタスクの自動抑制やバックライト制御によって、長時間の使用が可能です。

この端末はソフトバンクモバイルのULTRA SPEED（HSPA+）サービスに対応しており、最大下り21Mbpsでの高速通信が利用できるのも大きな特徴です。

102SHIIの改良点

102SHIIでは、主にカラーバリエーションの変更や900MHz帯のプラチナバンドへの対応が行われました。また、緊急速報メールへの対応に関しては、102SHも後日アップデートによって対応する予定です。

アップデートと新機能

2012年9月6日に、両端末はAndroid 4.0へのアップデートを受け、新たな機能や改善が追加されました。具体的には、シャープ製Android端末独自のUI「Feel UX／SHホーム」が導入され、使い勝手が向上しました。さらに、クイックサイレント機能など使いやすさを考慮した機能や、迷惑メール対策の強化、文字入力機能の改善、カメラ機能の強化、またサウンドイコライザ機能の追加などが盛り込まれています。

ここで注目すべきは、連撮モードやコマ落とし撮影モード、さらには顔認証機能の追加です。これにより、ユーザーはより多様なシーンでの撮影を楽しむことができます。

不具合と対策

発売当初、2011年12月26日にはいくつかの不具合が確認され、ソフトウェア更新を通じて修正が行われました。具体的には、待ち受け状態で音声着信ができない場合や、音楽再生中に画面遷移が遅れる問題があったため、これらの改善が図られました。また、2012年1月26日にはさらなる消費電力の改善が実施されています。

歴史

この端末の歴史は、2011年9月29日に行われた2011年度冬春モデル発表会での発表から始まり、同年12月16日に発売が開始されました。続いて、2012年5月29日に102SHIIが発表され、7月12日にはその発売が行われ、9月6日にはAndroid 4.0のアップデートが始まりました。

関連情報

AQUOS PHONEシリーズは、これらの端末の他にも多くのバリエーションが存在し、ソフトバンクモバイルやシャープのスマートフォンに関する情報は、公式サイトやラインアップページで確認できます。特に、AQUOS PHONE 102SHの後継機種であるSoftBank 106SHや、兄弟機種であるSH-01Dなど、様々な選択肢があります。

これのようにAQUOS PHONE 102SH及び102SHIIは、スマートフォンとしての基本性能に加え、利便性や快適性を高めた機能を多く持ち合わせています。

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