SoftBank 730SC

SoftBank 730SCは、ソフトバンクモバイルが展開するプリペイド携帯電話サービス「プリモバイル」専用端末として、韓国のサムスン電子によって開発されたW-CDMA通信方式に対応した第3世代携帯電話です。この端末は、「プリモバイル」という愛称でも親しまれています。

特徴

730SCは、ストレート型のコンパクトなボディが特徴で、日本語、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語の5か国語でメニュー表示が可能です。これにより、多様なユーザーが快適に利用できるよう配慮されています。

また、同時発表されたSoftBank 930SCとともに、サムスン製端末としては初めて、日本メーカーが採用している共通コネクタ（ARIB-A）のACアダプタコネクタを採用しました。これにより、従来の92xSCや82xSCシリーズのように変換アダプタを介することなく、直接充電が可能となりました。プリモバイルセットには急速充電器が同梱されているため、ACアダプタを別途購入する必要はありません。

従来のプリモバイルセット端末とは異なり、730SCは最初からプリモバイル専用として開発されています。そのため、一般的なSoftBank 3G USIMカードを挿入してもYahoo!ケータイを利用することはできません。また、プリモバイル契約では国際ローミングが利用できないため、世界対応ケータイ機能も搭載されていません。

歴史

SoftBank 730SCは、2008年10月30日にソフトバンクモバイルから公式発表され、同年11月24日にプリモバイルセット専用端末として発売が開始されました。

不具合

2009年9月3日には、以下の不具合が公表され、一時的に販売が中止され、既販売端末についてはショップでの更新対応が実施されました。

2009年9月1日から30日の間に、待受画面で「カレンダー（1か月表示）」を設定した場合、「Please Wait」→「SoftBankロゴ画面」→「USIMチェック中…」の画面が繰り返し表示され、操作不能になる不具合が発生しました。

この不具合に対しては、手動での一時的な回避策が案内されましたが、解決できない場合はショップでの修理対応が必要とされました。2009年10月以降は発生しなくなったとのことで、公式発表からは削除されています。

しかし、2015年9月以降に再び同様の不具合が確認されています。

関連項目

ソフトバンクモバイルの端末一覧
プリモバイル
SoftBank 731SC
SoftBank 301Z：2代目となるプリモバイル専用仕様端末です。

外部リンク

SoftBank 730SC｜SoftBank

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