SoftBank 740N

SoftBank 740N/741N：シンプルで安全なキッズ向け携帯電話

2010年4月30日、ソフトバンクモバイルからNECカシオモバイルコミュニケーションズが開発したW-CDMA方式の携帯電話、SoftBank 740Nが発売されました。本記事では、その兄弟機であるSoftBank 741Nについても合わせて解説します。

端末の概要

SoftBank 740N/741Nは、通話とSMS（メール）機能のみに特化した、シンプルで小型の携帯電話です。特に、子ども向け携帯電話『コドモバイル』シリーズの第3弾として位置付けられており、防犯ブザーや位置ナビなどの安全機能も搭載されています。

740Nはツートンカラー（上部が白色）のボディが特徴的でしたが、741Nでは発売時にカラーバリエーションがブラックのみに変更されました。当初はホワイトも予定されていたようです(2010年春の総合カタログにはホワイトカラーも掲載)。

これらの機種は、そのシンプルな機能性から、子ども向け携帯電話としてだけでなく、セカンド携帯電話としても利用できる点が宣伝ポイントでした。必要最低限の機能に絞り込むことで、携帯電話の利用に不慣れなユーザーでも簡単に操作できる設計となっています。

主要機能

通話機能: 基本的な音声通話機能を搭載しています。
SMS機能: 短文メッセージの送受信が可能です。
防犯ブザー: 緊急時に周囲に知らせるための防犯ブザー機能を搭載。子どもの安全確保に役立ちます。
位置ナビ: 端末の位置情報を取得できる機能。子どもの居場所を確認するのに役立ちます。
生活防水(IPX3相当): ある程度の雨や水しぶきにも対応できる生活防水機能を搭載(完全防水ではありません)。

比較機種

SoftBank 740N/741Nと比較できる機種としては、au向けに発売された児童向け通話機能付き防犯ツール『mamorino(KYY01)』が挙げられます。どちらも子ども向けをターゲットにしたシンプルな端末ですが、キャリアや搭載機能に違いがあります。

また、SoftBank 740N/741Nは、インターネット接続機能を持たないシンプルな設計であるため、過去にサービス終了したツーカーの端末『TT41』と共通点を見出すこともできます。TT41もストレートタイプの端末で、インターネット接続機能は搭載されていませんでした。

その他

SoftBank 740N/741Nは、現在では既にサービス提供が終了しているため、新規購入はできません。しかし、これらの機種は、シンプルで使いやすい携帯電話を求めるユーザーにとって、今でも魅力的な選択肢となる可能性があります。特に、通話とSMSのみで十分というユーザーにとって、非常に使い勝手の良い端末だったと言えるでしょう。 現在では、より多機能で洗練された機種が多数存在しますが、SoftBank 740N/741Nは、その時代の携帯電話技術を垣間見ることができる貴重なモデルです。 また、小型で持ち運びやすく、シンプルながらも安全機能を備えている点は、現代の携帯電話にも通じる魅力的なポイントです。

関連情報

ソフトバンクモバイルの端末一覧
812T
820T
* TT41 (ツーカー)

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