SoftBank 810P

SoftBank 810Pは、ソフトバンクモバイルから発売されたパナソニック製の携帯電話です。W-CDMAとGSMの通信方式に対応しており、2007年6月16日に発売されました。パナソニック製の端末としては珍しく、スライド式の筐体を採用したことが大きな特徴です。

主な機能・サービス

Bluetooth（Ver 1.2、Power Class2、Headset・Hands-Free・ObjectPush・SerialPort 各プロファイル対応）
バイリンガル (日本語 / 英語)
赤外線通信（IrDA）
ちかチャット対応
Flash®対応

特徴

SoftBank 810Pは、パナソニック製の端末として初めてスライド式を採用しました。デザイン面では「角」をモチーフにしており、ディスプレイ側とキー部分の段差を少なくした「フラットスライド」構造により、スライド式でありながら薄さ12.9mmを実現しています。これにより、まるでキー部分が伸縮するストレート型端末のような印象を与えます。バッテリー容量は、同時期の705P/706Pよりも少なくなっています。

また、705P及び706Pで不満点として挙げられていた「テキストメモ」機能が搭載されましたが、S!CASTには対応していません。

P704iとの比較

同じパナソニック製のNTTドコモ向け端末P704iとは、デザインコンセプトが共通していますが、プラットフォームが異なるため、基本的には全く別の端末です。主な相違点は以下の通りです。

CPU、OSなど全てが異なり、UIも（フォントを含めて）異なります。
ソフトキーの構成が、810Pは上下2段なのに対し、P704iは3段となっています。
カラーバリエーションは、810Pがツートンカラー主体の3色(黒、白、赤銅色)であるのに対し、P704iは7色展開です。
音楽再生面では、810PがSD-AudioやWindows Media Playerによる自動転送（MTP）に対応していない一方、P704iは対応しています。
カメラは、両機種とも200万画素のアウトカメラを搭載していますが、810Pはパンフォーカス（マクロモード手動切り替え）であるのに対し、P704iは6軸手ブレ防止機能やスライド連動のライト発光機能（スマートフラッシュ）を備えたオートフォーカスとなっています。また、810Pにはインカメラが搭載されていますが、P704iにはありません。
810Pはfelica（おサイフケータイ）を搭載していませんが、P704iは搭載しています。
810PはBluetoothと国際ローミングに対応していますが、P704iはどちらも未対応です。

不具合

2010年9月7日にソフトウェア更新が実施され、以下の不具合が修正されました。

通話中、ごく稀に音声が途切れる場合がある。

関連項目

ソフトバンクモバイルの端末一覧
SoftBank 705P
SoftBank 820P
SoftBank 821P
FOMA P704i - 同じくフラットスライドを採用したNTTドコモ向け端末で、デザインの一部が共通しています。この端末以降、フラットスライドを用いた端末は確認されていません。

外部リンク

* SoftBank 810P | SoftBank

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