SoftBank 830SH

SoftBank 830SH (ソフトバンク はちさんまるえすえいち)

SoftBank 830SHは、シャープが開発し、ソフトバンクモバイルから販売された携帯電話端末です。W-CDMAとGSMの両方の通信方式に対応しており、国際ローミングも可能です。この機種は、アメリカのパントン社とのコラボレーションによる「PANTONEケータイ」の第3弾として、多色展開が特徴です。

マイナーチェンジモデルと法人向けモデル

SoftBank 830SHには、マイナーチェンジ版であるGENT SoftBank 830SHs(じぇんと ソフトバンク はちさんまるえすえいちえす)と、セキュリティ機能を強化した法人専用モデルSoftBank 830SH For Biz(830SHe)（以下830SHe）が存在します。830SHeは、個人契約での購入はできません。GENT 830SHsは、高齢者向けに使いやすさを重視したモデルとなっています。

主な機能・サービス

830SHは、以下の機能とサービスを提供しています。

ミュージックプレイヤー
マイ絵文字
フィーリングメール
カスタムスクリーン
バイリンガル機能
QRコード読み取り・作成
名刺読み取り
赤外線通信（IrDA）
ドキュメントビューア
シンプルモード
3Gハイスピード（830SHeは下り最大7.2Mbps対応）
ケータイ機能制御（830SHeのみ）

特徴

830SHは、812SH、825SHに続くPANTONEケータイの第3弾です。外観は812SHとよく似ており、安価な普及型機種として販売されました。2008年秋冬モデルとして発表されましたが、発売は発表会よりも先行しました（830SHは9月25日、830SHsは10月20日発表）。

812SHの金型を再利用しているため、外見上の違いは、メインカメラの接写スイッチの有無、サブカメラの有無（830SHでは両方省略）、ボタン配置の違い（2008年夏モデル以降の仕様）程度です。しかし、内部の電子基板は新設計されており、812SHにはなかった辞書機能や3Gハイスピードに対応しました。また、microSDHCカードにも対応しています。バッテリーと基板の改良により、連続通話時間と待ち受け時間が延長され、充電時間も短縮されました。

一方で、812SHにあったBluetooth機能とサブカメラは省略されています。また、2008年夏以降の8xxシリーズでは珍しく、ワンセグには非対応です。

GENT SoftBank 830SHs

GENT 830SHsは、830SHをベースに、でか文字表示と簡単操作に対応させたモデルです。ボタンの印字も大きな文字や日本語表記に変更され、熟年層をターゲットとしています。

関連機種

812SH: 830SHと外観がよく似た兄弟機種です。
813SH: 812SHと同様に、830SHと形状が似ている兄弟機種です。

外部リンク

SoftBank 830SH｜SoftBank
SHARP 製品情報 SoftBank 830SH - ウェイバックマシン (2008年10月7日アーカイブ分)

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