SoftBank X01HT
SoftBank X01HTは、台湾のメーカーHTCが開発し、ソフトバンクモバイルから発売されたWindows Mobileを搭載するPocket PCです。開発コードネームは「HTC Hermes」と呼ばれていました。この機種は、ビジネスシーンでの利用を強く意識した設計がなされており、その多機能性が大きな魅力です。
スペック
ROM: 128MB
OS: Microsoft Windows CE 5.0 / Microsoft Windows Mobile 5.0
外部接続: miniUSB (ver 2.0 Full Speed)、シリアル、オーディオ、電源接続用、IrDA 1.4 low power spec、GSM外部アンテナコネクタ
Bluetooth: Ver 2.0 HFP,HSP,DUN,A2DP/AVRCP（DUNはサポート範囲外の設定変更とソフトウェアコンポーネントのインストールが必要）
Wi-Fi: IEEE 802.11b/g
主な機能・サービス
X01HTは、メディアプレイヤーを搭載しており、AMR/AAC/WAV/WMA/WMV/MP3といった多様なメディアフォーマットに対応しています。動画再生はWMV形式で約8時間、音楽再生はWMA形式で約12時間可能です。また、Skypeソフトウェアをインストールすることで、音声通話も利用できます。標準搭載のブラウザはInternet Explorer Mobile、ビジネス利用に不可欠なMobile Outlook（Exchange, POP3対応）も搭載されています。さらに、かんたんWi-Fi接続機能も備えています。
機能制限と対策
X01HTは、Yahoo!ケータイには公式には対応していませんが、WAP用のアクセスポイントを利用することで一部機能を利用できます。S!メールは、ソフトバンクが配布する「SoftBankメール」アプリで対応可能です。また、有志によりMMS受信ソフトも開発されています。公式にはパソコンやPDAのモデムとしては動作しないとされていますが、これはハードウェア的な制限によるものではありません。
特徴
この機種の大きな特徴の一つは、ソフトバンクモバイル向けにカスタマイズされている点です。NTTドコモから発売された「hTc Z」も同型の機種ですが、X01HTはHSDPAを標準でサポートしています。また、一定期間ソフトバンクまたは旧ボーダフォンのSIMカードを挿入していない状態が続くと、システムが利用できなくなるという独自の機能が搭載されています。この機能は、SIMカードの有無だけでなく、電波の到達状況をトリガーとしているため、フライトモードでの利用も一定期間に制限されます。初期設定の時計設定が比較的古い日時になっているため、購入直後に電波の届かない場所で時計を設定すると、この機能に引っかかる場合がありました。この問題は、2006年11月のバージョンアップで初期日時が未来に設定されることで改善されました。
解約後の端末利用を制限するこの機能は、ワンセグ携帯などにも導入されていますが、これらの制限を回避するための対策もユーザーによって考案されています。
HTCの本格的な日本進出モデル
SoftBank X01HTは、HTCにとって日本市場への本格的な進出を飾るモデルとなりました。同時期にNTTドコモから発売されたhTc Zは、当初法人向けのみの販売でしたが、X01HTはコンシューマー向けのモデルとして広く販売されました。X01HTの発売時点で、HTCはすでにPDAの世界市場でトップシェアを持っており、ソフトバンクモバイルとの連携だけでなく、独自のマーケティング活動も積極的に展開しました。2007年3月にはホワイトモデルの発売を記念して、「就職活動に使えるケータイ」というキャッチコピーで、JR新宿駅構内にスマートフォン・カフェを期間限定でオープンし、PDAとしての活用をアピールしました。
関連項目
ソフトバンクモバイルの端末一覧
スマートフォン
hTc Z
外部リンク
ソフトバンクモバイル SoftBank X01HT
HTC Nippon SoftBank X01HT
スペック
ROM: 128MB
OS: Microsoft Windows CE 5.0 / Microsoft Windows Mobile 5.0
外部接続: miniUSB (ver 2.0 Full Speed)、シリアル、オーディオ、電源接続用、IrDA 1.4 low power spec、GSM外部アンテナコネクタ
Bluetooth: Ver 2.0 HFP,HSP,DUN,A2DP/AVRCP（DUNはサポート範囲外の設定変更とソフトウェアコンポーネントのインストールが必要）
Wi-Fi: IEEE 802.11b/g
主な機能・サービス
X01HTは、メディアプレイヤーを搭載しており、AMR/AAC/WAV/WMA/WMV/MP3といった多様なメディアフォーマットに対応しています。動画再生はWMV形式で約8時間、音楽再生はWMA形式で約12時間可能です。また、Skypeソフトウェアをインストールすることで、音声通話も利用できます。標準搭載のブラウザはInternet Explorer Mobile、ビジネス利用に不可欠なMobile Outlook（Exchange, POP3対応）も搭載されています。さらに、かんたんWi-Fi接続機能も備えています。
機能制限と対策
X01HTは、Yahoo!ケータイには公式には対応していませんが、WAP用のアクセスポイントを利用することで一部機能を利用できます。S!メールは、ソフトバンクが配布する「SoftBankメール」アプリで対応可能です。また、有志によりMMS受信ソフトも開発されています。公式にはパソコンやPDAのモデムとしては動作しないとされていますが、これはハードウェア的な制限によるものではありません。
特徴
この機種の大きな特徴の一つは、ソフトバンクモバイル向けにカスタマイズされている点です。NTTドコモから発売された「hTc Z」も同型の機種ですが、X01HTはHSDPAを標準でサポートしています。また、一定期間ソフトバンクまたは旧ボーダフォンのSIMカードを挿入していない状態が続くと、システムが利用できなくなるという独自の機能が搭載されています。この機能は、SIMカードの有無だけでなく、電波の到達状況をトリガーとしているため、フライトモードでの利用も一定期間に制限されます。初期設定の時計設定が比較的古い日時になっているため、購入直後に電波の届かない場所で時計を設定すると、この機能に引っかかる場合がありました。この問題は、2006年11月のバージョンアップで初期日時が未来に設定されることで改善されました。
解約後の端末利用を制限するこの機能は、ワンセグ携帯などにも導入されていますが、これらの制限を回避するための対策もユーザーによって考案されています。
HTCの本格的な日本進出モデル
SoftBank X01HTは、HTCにとって日本市場への本格的な進出を飾るモデルとなりました。同時期にNTTドコモから発売されたhTc Zは、当初法人向けのみの販売でしたが、X01HTはコンシューマー向けのモデルとして広く販売されました。X01HTの発売時点で、HTCはすでにPDAの世界市場でトップシェアを持っており、ソフトバンクモバイルとの連携だけでなく、独自のマーケティング活動も積極的に展開しました。2007年3月にはホワイトモデルの発売を記念して、「就職活動に使えるケータイ」というキャッチコピーで、JR新宿駅構内にスマートフォン・カフェを期間限定でオープンし、PDAとしての活用をアピールしました。
関連項目
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スマートフォン
hTc Z
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