Sol (ANRIのアルバム)

ANRIの24枚目のオリジナル・アルバム『Sol』は、2005年11月2日に日本コロムビアからリリースされました。本作は、彼女にとって日本コロムビアへの移籍後初のアルバムであり、前作から約4年ぶりのオリジナル作品となります。

アルバムのプロデュースは、著名なギタリストであるリー・リトナーが担当しました。タイトルである『Sol』は、ANRIがふと感じた直感から、ラテン語で「太陽」を意味する言葉を選んだとのことです。このタイトルには、彼女の音楽に対する新たな情熱や、未来への希望が込められているのかもしれません。

収録曲は、バラエティ豊かな楽曲で構成されています。作詞は、ANRIの多くの楽曲を手掛けてきた吉元由美が担当し、作曲にはANRI自身とリー・リトナーが参加しています。編曲は、小倉泰治が中心となり、リー・リトナーも一部楽曲で参加しています。

アルバムには、以下のような楽曲が収録されています。

Field of Light
Woman’s Soul
風に吹かれて
永遠にキスはしないで
Tender Solitude
Somewhere Sometime
Not Serious But Free
あなたがそこにいるだけで
Pride and Dream
ONLY HEAVEN CAN WAIT(FOR LOVE)
Everything Must Change
ONLY HEAVEN CAN WAIT(FOR LOVE) -reprise-

これらの楽曲は、ANRIの透明感あふれる歌声と、リー・リトナーによる洗練されたサウンドが融合し、聴く者を魅了します。吉元由美による歌詞も、ANRIの音楽世界をより深く表現しており、聴く者の心に響くでしょう。

特に注目すべきは、ロバータ・フラックとエリック・アレクサンダー・マーキュリーによる「ONLY HEAVEN CAN WAIT(FOR LOVE)」のカバーです。ANRIは、この名曲を自身の解釈で歌い上げ、新たな魅力を引き出しています。また、リプライズバージョンでは、エリス・ホールも編曲に参加し、より深みのあるサウンドに仕上がっています。

『Sol』は、ANRIの新たな音楽的挑戦を示すとともに、彼女の変わらぬ魅力を堪能できる作品です。日本コロムビアへの移籍を機に、ANRIは新たなスタートを切り、本作を通じて、より多くのリスナーに自身の音楽を届けようとしています。彼女の音楽に対する情熱と、未来への希望が込められた『Sol』は、ANRIのキャリアの中でも重要な作品の一つと言えるでしょう。

ANRI Newアルバム『Sol』2005.11.2発売 - 日本コロムビア

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