Sony Tablet S

Sony Tablet S (ソニータブレット・エス)

Sony Tablet Sは、2011年9月1日に発表されたソニーの初のタブレット型端末です。この製品はAndroid OSをベースにしており、初期搭載OSはWi-Fiモデル用のAndroid 3.1、Wi-Fi+3Gモデル用のAndroid 3.2です。さらに、後のアップデートによりAndroid 4.0まで対応しています。日本で販売されているモデルは、Wi-Fi専用の16GBおよび32GBモデル「SGPT111JP/S」「SGPT112JP/S」、Wi-Fi+3Gモデル「SGPT113JP/S」の3種類です。

製品の特長

Sony Tablet Sは、2011年4月26日に東京都内で初めて公開されました。9.4型のWXGA（1280×800）解像度を持つTruBlackディスプレイを搭載しており、静電容量式のフルタッチパネルにより非常に快適なユーザー体験を提供します。また、製品のデザインには「偏重心デザイン」を採用しており、持ちやすさを追求した工夫がなされています。市販モデルは主にWi-Fiと3Gの2タイプで展開され、特に3GモデルはNTTドコモが取り扱っていますが、SONYブランドとして販売されています。

このタブレットは、専用のクレードルやBluetoothキーボード、キャリングケースなどのオプションアクセサリーも用意されており、様々なシーンでの利用をサポートします。その中でも、クレードルは本体を支えるだけでなくフォトスタンドとしても使えるため、利便性が高いです。

カメラとセンサー機能

Sony Tablet Sには、511万画素のCMOSセンサーを搭載し、裏面照射技術「Exmor R for mobile」により、低光量下でも優れた撮影性能を発揮します。このカメラは、フラッシュなしで撮影できるため、どんなシーンでも便利に使えます。また、タブレットには3軸加速度センサー、ジャイロ、デジタルコンパス、照度センサーも搭載されており、さまざまなアプリケーションでの利用が可能です。

コネクティビティ

Wi-Fi環境においては、IEEE802.11b/g/nに対応しているため、十分な接続性を持っています。また、Wi-Fi+3GモデルはFOMAハイスピードに対応しており、最大14Mbpsのダウンロード速度が実現できます。このため、軽快なインターネット接続が可能となっています。定額データプランを契約することで、便利なネットサービスも利用できるようになります。

コンテンツとアプリケーション

Sony Tablet SはPlayStation Certifiedとしても認証されており、初代PlayStationのゲームが楽しめます。また、みんなのGOLF2がプリインストールされており、ゲーム好きには嬉しい機能が揃っています。さらに、ソニーが運営するオンラインブックストアであるReader Storeや、ビデオ・アンリミテッドサービスでの映画とテレビ番組のダウンロードも可能です。

アプリケーションとしては、TwitterやFacebookなどのSNSを一元管理できるソーシャルフィードリーダーや、各種プレーヤーアプリケーションが数多くプリインストールされています。また、Androidマーケットからのアプリダウンロードも簡単に行え、ユーザーは好みに応じたアプリを加えられます。

言語対応

このタブレットは多言語機能を持ち、日本語をはじめ、中国語、フランス語、スペイン語など、幅広い言語に対応しています。そのため、国際的な使用にも対応し、様々なニーズに応えることが可能です。

総括

Sony Tablet Sは、デザイン性、使いやすさ、多彩な機能を兼ね備えたタブレットであり、ソニーのブランド力を感じられる製品です。今後も、ソニーはこの領域でさらなる進化を遂げていくことでしょう。

もう一度検索