St.Cherish

St.Cherish：スーパー耐久シリーズの伝説的イメージガールユニット

2006年度スーパー耐久シリーズのイメージガールとして活躍したSt.Cherish（セント・チェリッシュ）は、スタイルコーポレーション所属の女性アイドルグループです。当初は3名体制でスタートしましたが、後に1名が脱退し、黒沢琴美と藍原ももよの2名編成となりました。この2人体制は、歴代のスーパー耐久イメージガールユニットの中でも最小人数でありながら、類まれな人気を博しました。

メンバーと個性

黒沢琴美は、1982年生まれの山梨県出身。ボーカルとピアノを担当し、グループの音楽性を支える重要な役割を担っていました。

藍原ももよは、1985年生まれの東京都出身。ボーカルとギターを担当し、グループに華やかな魅力を加えました。彼女たちの歌声と演奏スキルは、多くのファンを魅了しました。

元メンバーの小田島ゆいは、グループ初期の活動に貢献しましたが、体調不良のため脱退しました。

充実した活動期間と解散

St.Cherishは、歌とダンスだけでなく、楽器演奏にも積極的に挑戦するなど、活動内容の幅広さが特徴でした。2006年7月のデビュー以降、精力的な活動を展開し、シングルやDVDをリリース。オートギャラリー東京2006への出演やレースクイーングランプリでの受賞など、数々の実績を残しました。

特に、彼女たちが作詞を手掛けた楽曲『Dear Memories』や『ミライニツナゲテ』は、ファンにとって忘れられない名曲となりました。ライブ活動も盛んに行われ、日光サーキットでの生演奏や富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎでのイベント出演など、多くの場所で観客を熱狂させました。

しかし、2007年10月、藍原ももよの事務所離脱により、わずか2年間の活動に幕を閉じました。解散後も、ファイナルライブの模様を収録したDVDが発売されるなど、その人気は衰えることはありませんでした。

解散後のメンバー

解散後も、黒沢と藍原はそれぞれの道を歩み始めました。藍原は結婚・出産を経て、芸能活動を再開。改名し、新たなステージで活躍しています。黒沢も結婚・出産を経験し、現在は子育てをしながらも、芸能活動に携わっています。2009年には、スタイルコーポレーション設立10周年ライブで、St.Cherishとして1日限りの復活を果たしました。

2014年には、スタイルコーポレーション15周年記念ライブに出演し、4年半ぶりにステージに立つ姿を見せてくれました。

マルハンイメージガールとの兼任とその他活動

St.Cherishのメンバーは、スーパー耐久シリーズのイメージガール活動と並行して、マルハンイメージガールも務めていました。そのため、コスチュームにもマルハンのロゴがデザインされたものがあったそうです。

また、メンバー個々の活動も注目に値します。黒沢と藍原は、それぞれRockford FosgateやSUPER GTのイメージガールとしても活動していました。

結論

St.Cherishは、短期間ながらも強烈なインパクトを残した伝説的なアイドルグループです。彼女たちの活躍は、多くのファンに感動と勇気を与え続け、スーパー耐久シリーズの歴史に大きな足跡を残しました。歌声、ダンス、そして楽器演奏と、多才な才能を発揮した彼女たちの活動は、これからも語り継がれていくことでしょう。その魅力は、写真や映像、そして残された楽曲を通じて、今もなお輝き続けています。短い活動期間ではありましたが、St.Cherishは、日本のモータースポーツシーンとアイドルシーンに、その名と記憶をしっかりと刻み込みました。

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