Stereo Fabrication of Youth

Stereo Fabrication of Youth：エモーショナルなサウンドと多彩な才能が織りなす軌跡

Stereo Fabrication of Youth（ステレオ・ファブリケーション・オブ・ユース、略称：ステファブ）は、1999年に名古屋大学フォークソング同好会で結成された、名古屋出身のエモーショナル・ハードコア・ギターロックバンドです。2003年には東芝EMIからメジャーデビューを果たし、精力的な活動を展開しました。

バンドの中心人物である江口亮（ボーカル、ギター）は、岐阜県関市出身。中京大学卒業後、音楽活動を本格化させます。ギターに加え、キーボードも演奏できるマルチな才能を持ち、ステファブ在籍時には主に作曲を担当していました。

ステファブは、2022年現在、江口亮以外のメンバーが脱退し、活動休止状態にあります。しかし、その音楽性は、後述する江口亮のソロ活動や、数々のアーティストへの楽曲提供、アレンジを通して、現在もなお多くのリスナーに影響を与え続けています。

メンバーのその後

江口亮：ステファブ解散後も、作詞家、作曲家、編曲家として第一線で活躍。LiSA、さユり、いきものがかり、ポルノグラフィティ、坂本真綾、東京パフォーマンスドールなど、数多くのアーティストの楽曲制作に携わっています。その活動は、編曲にとどまらず、サウンドプロデュース、楽器演奏と多岐に渡り、彼の幅広い音楽性は高く評価されています。la la larksというバンドでも活動していました。初音ミク「マジカルミライ 2013」のサウンドプロデュースも担当しています。

元メンバー

岡田真司（ベース）：江口亮のバイト先の後輩として2000年夏に加入、2002年に脱退。
内田崇仁（ベース）：愛知県一宮市出身、愛知大学卒。2002年から2004年までステファブで活動後、現在はSUNSET RECORDにてギタリストとして活躍中。クラムボンとMr.Childrenを好きなアーティストとして挙げています。
加藤由浩（ドラム）：江口亮の高校時代の後輩で2000年夏に加入。2005年に脱退後は引退し、営業マンとして活動しています。ベックを好きなアーティストとして挙げています。
和田勉（ギター、ボーカル、作詞）：ステファブの結成時から参加したメンバーで、前身バンドではボーカルを務めていた経歴を持ちます。2007年に脱退後、現在は名古屋市役所の職員として勤務しています。浜田亜紀子のアルバムにも参加しています。

岡田真司を除く3人の元メンバーは、現在も、記念イベント等の一夜限りのライブで再集結することがあります。

ディスコグラフィー

ステファブは、シングル3枚、アルバム3枚、ミニアルバム3枚を発表しています。代表的な楽曲は、メジャーデビューシングル「1979」や、「首都高ドライブ」、「Morning Glory」などです。これらの楽曲は、ステファブ独特のエモーショナルなサウンドと、日本語詞によるストレートな表現が特徴です。

江口亮の提供楽曲一覧

江口亮は、数多くのアーティストに楽曲を提供、アレンジを行っています。その数は膨大であり、以下に一部を抜粋して紹介します。（※楽曲リストは全てを網羅している訳ではありません）

主な提供アーティストと楽曲:

いきものがかり：多数の楽曲編曲
LiSA：多数の楽曲編曲
さユり：多数の楽曲編曲
ポルノグラフィティ：多数の楽曲編曲
坂本真綾：楽曲共作曲、編曲
東京パフォーマンスドール：多数の楽曲編曲
School Food Punishment：多数の楽曲制作
cinema staff：楽曲共編曲
* その他多数

これらの楽曲は、江口亮の幅広い音楽性を示しており、彼の才能がいかに多くのアーティストに支持されているかを示しています。

まとめ

ステファブは、短い活動期間ながらも、独自の音楽性とメンバーの個性を融合させた、多くの作品を残しました。活動休止後も、江口亮を中心としたメンバーの才能は、音楽シーンに大きな影響を与え続けています。彼らの音楽は、これからも多くのリスナーに感動と刺激を与え続けることでしょう。

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