Style (スターダストレビューのアルバム)

アルバム『Style』について

スターダストレビューのオリジナル・アルバム『Style』は、2002年1月1日に発売された16枚目の作品です。このアルバムは、バンドがオーマガトキ・オークレコーズに移籍してから初めてリリースされたオリジナルアルバムであり、通算16作目となります。

『Style』は、前作『Moody Blues』から3年の年月を経て発表され、スターダストレビューにとって最も長いインターバルを持つアルバムとなりました。この作品では、バンドの中心メンバーである根本要が全曲の作詞と作曲を担当しており、他のメンバーの大きな関与がない中で彼自身の音楽的な実験が行われています。

制作過程では、キーボーディストの光田健一が脱退してしまったため、彼の後任として短期間サポートを行った初代メンバーの三谷泰弘が数曲に参加しています。こうした変遷の中で、アルバムはさらなる進化を遂げ、根本要の独自の音楽スタイルが色濃く反映された作品に仕上がりました。

収録曲について

アルバム『Style』は、以下の曲が収められています:

1. 夢に～小さな奇跡～
2. まだ君を
3. My Love
4. 雨あがり
5. The End of Love
6. 悲しい空に風が踊った
7. Brand New Heart
8. 時の隙間
9. 1秒も離さない
10. めぐり逢えてよかった

すべての楽曲は根本要が作詞作曲を担当し、各トラックの編曲には、石川鉄男、島田昌典、小松秀行、山村哲也といった様々な才能が参加しています。これによって、アルバム全体に多様な音楽性が加わっており、聴き手に新たな体験を与えてくれます。

特にオープニングトラック「夢に～小さな奇跡～」は、アルバム全体のテーマを示唆するような夢幻的な雰囲気を持っており、根本要の歌声が優しく響きます。同じく感情のこもった「悲しい空に風が踊った」では、深い歌詞が印象的です。

また、アルバムのリリースからおよそ16年後の2018年12月19日には、UHQCD仕様で再発されることとなり、今でも多くのファンに親しまれています。進化を続けるスターダストレビューは、『Style』を通じてさらなる高みに到達していることを感じさせます。このアルバムは、変わり続ける音楽シーンの中でも彼らの一貫した挑戦を物語っています。

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