Super.modern.artistic.performance

アルバム『super.modern.artistic.performance』の概要

『super.modern.artistic.performance』は、人気グループSMAPの18枚目のオリジナルアルバムとして、2008年9月24日にビクターエンタテインメントよりリリースされました。このアルバムは、モダンでアーティスティックな新たな形のSMAPをテーマとており、視覚的にも聴覚的にも新しい体験を提供することを目的としています。

アルバムのコンセプトとデザイン

ジャケットデザインは、前作『Pop Up! SMAP』と似たスタイルが採られ、著名なデザイナー佐藤可士和が手がけています。アルバム発売のわずか2日後には、ジャケットと同じデザインのフリーペーパー『ホットペッパー』が発行され、各メンバーへのインタビューが掲載されたり、ライブツアーの特集が組まれたりと、ファンにとって興味深い内容が詰まっていました。

このアルバムには、リリース前に発表されたシングル「ありがとう」「弾丸ファイター」「White Message」は収録されていませんが、2007年に限定配信された「Mermaid」はCD初収録となっています。一方で、同時期に配信された「旅立ちの日に」は収録されていません。

売上記録とその意義

本作品のリリース後、SMAPはアルバムの総売上枚数が1000万枚を突破しました。この数字は、2006年のスピッツ以来2年4か月ぶりで、男性ボーカルグループではCHAGE and ASKA以来15年ぶりの快挙です。

収録曲の紹介

アルバムは2枚組で構成されており、DISC 1にはテーマ曲「Theme of 019 super.modern.artistic.performance」が含まれており、プロデューサーにはウィル・アイ・アム（BLACK EYED PEAS）が起用されています。この曲は、アルバムのコンセプトを象徴する短いインストゥルメンタルの楽曲です。

他にも、TBS系『北京オリンピック』のテーマソングとして特筆される「この瞬間、きっと夢じゃない」や、ジャズ風の「Jazz」、さらには心に響くバラード「Last Smile」など、多様なジャンルの楽曲が収録されています。

DISC 2にはメンバー各自が歌ったソロ曲も並び、木村拓哉の「Style」「Life Walker - 稲垣吾郎」や香取慎吾の「Here Is Your Hit」など、個々の魅力を引き出しています。特に、香取がウィル・アイ・アムと共に制作した曲は、グローバルな視点を感じさせます。

テレビでのパフォーマンス

アルバムリリースに伴い、SMAPは様々なテレビ番組に出演し、収録曲を披露しました。特に『SMAP×SMAP』でのパフォーマンスは話題を呼び、ファンにとっても記憶に残るイベントとなりました。音楽コーナー「S-Live」では、新しい楽曲を生で聴ける貴重な機会が提供されました。

結論

『super.modern.artistic.performance』は、SMAPの音楽活動の中でも特に際立った作品であり、アーティスティックな挑戦を示す代表的なアルバムといえるでしょう。この作品は、彼らのキャリアにさらなる深みを与え、リスナーにとっても新しい感動を提供した重要なマイルストーンとなりました。

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