Sweet Mom

柴咲コウ8枚目のシングル「Sweet Mom」：映画主題歌を含むバラエティ豊かな楽曲集

2005年10月5日、ユニバーサルミュージックより柴咲コウの8枚目のシングル「Sweet Mom」がリリースされました。表題曲「Sweet Mom」は、塩田明彦監督による映画『この胸いっぱいの愛を』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。興味深いことに、この映画には、柴咲コウがRUI名義で主題歌を担当した映画『黄泉がえり』と共通するスタッフが多く参加しており、制作現場には両作品を繋ぐ特別な繋がりがあったことが伺えます。

「Sweet Mom」は、柴咲コウ自身が作詞を手掛け、作曲・編曲は市川淳が担当。弦の編曲は弦一徹が担当し、繊細かつ力強いサウンドに仕上がっています。映画の世界観と見事に調和したこの楽曲は、多くのリスナーの心を掴み、柴咲コウの音楽的才能を改めて印象付けるものとなりました。

シングルには「Sweet Mom」に加え、さらに魅力的な楽曲が収録されています。

まず、「memory pocket -メモポケ-」は、スクウェア・エニックスのRPG「CODE AGE COMMANDERS」のイメージソングとして書き下ろされた楽曲です。柴咲コウ作詞、Jin Nakamura作曲、華原大輔＆REO編曲による、ゲームの世界観を彩る、軽快でキャッチーなナンバーとなっています。

そして、「あどけない温もり」は、井筒日美作詞、小松清人作曲、Jin Nakamura編曲による、優しく温かいメロディーが印象的な楽曲です。シングル全体を通して、映画主題歌という枠にとらわれない、多様な音楽性を楽しむことができます。

さらに、各楽曲のインストゥルメンタルバージョンも収録されており、楽曲そのものの構成やアレンジをじっくりと楽しむことができるのもポイントです。

「Sweet Mom」は、『ひとりあそび』『Single Best』『KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詩』といった、柴咲コウの代表的なアルバムにも収録されており、彼女のキャリアにおける重要な楽曲の一つとして位置付けられています。「memory pocket -メモポケ-」も、『ひとりあそび』『The Back Best』に収録され、幅広いファン層に親しまれています。

YouTubeでは「Sweet Mom」のミュージックビデオも公式で公開されており、楽曲の世界観を映像を通して楽しむことができます。

「Sweet Mom」は、映画主題歌としての役割を超え、柴咲コウの音楽性を多角的に示す、充実した内容のシングルとなっています。楽曲の持つ多様性と、映画との繋がり、そして柴咲コウ自身のアーティストとしての魅力が凝縮された作品と言えるでしょう。その音楽性は、今日聴いても色褪せることなく、多くのリスナーに感動と共感を届けてくれるに違いありません。

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