Sycamore Dr.

柳ジョージの13枚目のオリジナル・アルバム『Sycamore Dr.』（シィカモア・ドライヴ）は、1995年10月21日にMCAビクターからリリースされました。前作『STORAGE』から約1年ぶりとなる本作は、アレンジャーに大村憲司、後藤次利、松下誠という豪華な面々が参加し、音楽的な幅広さと深みを増しています。

CDジャーナルは、本作を「ハード・ロックあり、ポップ・テイストのロックあり、ブルースあり、レゲエありの多彩さ。大人がはしゃいでる。」と評し、その多様性とエネルギッシュなサウンドを高く評価しています。

アルバムには、先行シングルとしてリリースされた「やっぱり彼女はスゴかった」や、カップリング曲「Mother Tree」を含む全11曲が収録されています。特に「やっぱり彼女はスゴかった」は、カネボウ'95 『レヴュー』のイメージソングとして使用され、多くの人々に親しまれました。また、「Mother Tree」は、東映映画『螢II 赤い傷痕』の主題歌としても起用され、映画の世界観を彩りました。

アルバム収録曲は以下の通りです。

1. 孤独に火をつけて〜Burnin' my heart, let me go
2. Heart Breaker
3. 伝言(ことづて)
4. やっぱり彼女はスゴかった
5. I'M IN YOUR EYES
6. Mother Tree
7. End Of Dream
8. The Night Will Never Stay Forever
9. Abandon city
10. EVERYDAY (I HAVE THE BLUES)

アルバムの中でも特に注目されるのは、「EVERYDAY (I HAVE THE BLUES)」です。この曲は、1935年にアメリカで発表された楽曲のカバーであり、レコーディングは一発録りで行われました。柳ジョージのブルージーな歌声と、バンドの熱い演奏が一体となり、聴く者を魅了します。

『Sycamore Dr.』は、柳ジョージの音楽的な探求心と、熟練された演奏技術が融合した作品と言えるでしょう。ハードロック、ポップ、ブルース、レゲエといった多様な音楽性を持ちながらも、一貫した柳ジョージの世界観が表現されています。大人の遊び心と、音楽への情熱が詰まったこのアルバムは、今もなお多くのファンに愛され続けています。

参加ミュージシャンについては、詳細な情報が不足していますが、大村憲司、後藤次利、松下誠といった著名なアレンジャーの参加からも、豪華なミュージシャンが集結したことが伺えます。彼らの卓越した演奏技術が、アルバムのクオリティを高める大きな要因となっています。

より詳細な情報やレビューについては、UNIVERSAL MUSIC JAPANの紹介ページや、音楽関連のウェブサイトなどを参照してください。

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