T-Pablow

T-Pablow (ティーパブロ)

T-Pablow、本名：岩瀬 達哉（いわせ たつや）は、1995年11月3日生まれ、神奈川県川崎市出身のラッパーです。BAD HOP|BAD_HOP、2WINのメンバーとして知られています。

生い立ちと音楽との出会い

川崎で育ったT-Pablowは、幼少期からヒップホップに親しんでいました。小学校の運動会で先生たちがラップを披露するような環境で育ち、10歳の時にZeebraのアルバム『The New Beginning』を聴いたことがきっかけで本格的にヒップホップを聴くようになったそうです。

中学時代は不良グループのリーダーとして過ごし、地元のトラブルにも巻き込まれた経験も。精神的に追い込まれる中で、アメリカに住む親戚の勧めでニューヨークへ渡り、現地のストリートカルチャーに衝撃を受けました。帰国後、リリックを書き始め、音楽で生きていく覚悟を決めたといいます。

高校生ラップ選手権での衝撃的なデビュー

ラップを始めて間もない頃、K-九（ケーナイン）名義でBSスカパー!の番組『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』に出場。なんと、初出場にして優勝を果たします。その後、現在のT-Pablow名義で再び同大会に出場し、2度目の優勝を飾るという快挙を成し遂げました。この頃から、その才能は広く知られるようになります。

BAD HOP|BAD_HOP、2WINとしての活動

地元川崎で結成したクルー、BAD HOP|BAD_HOPのメンバーとしても活動。2014年には、双子の弟であるYZERRとのユニット、2WINを結成し、Zeebraが立ち上げたレーベルGRAND MASTERに所属しました。BAD HOP|BAD_HOP、2WINともに、日本のヒップホップシーンを代表するグループとして、数々のヒット曲をリリースしています。

フリースタイルダンジョンでの活躍

2015年からは、テレビ朝日『フリースタイルダンジョン』に初代モンスターとしてレギュラー出演。その高いラップスキルと個性的なキャラクターで、番組を大いに盛り上げました。番組を通じて、さらに多くのファンを獲得し、知名度を上げました。

ソロ活動とさらなる進化

2017年には、ソロデビュー作となるミニ・アルバム『Super Saiyan1 The EP』をリリース。ソロアーティストとしても、その才能を発揮しています。

プレイスタイル

14、5歳の頃にB BOY PARKでのZORN（当時ZONE THE DARKNESS）のMCバトルに影響を受けたと語っています。最初は韻の踏み方もわからない状態でビートもない中ア・カペラで始め、仲間とサイファーやカラオケでフリースタイルを行っていたそうです。

人物像

T-Pablowという名前の由来は、「パブロ」という名を持つ人物に大物が多いからだとか。体にはタトゥーが入っています。

近年の活動

2022年5月には、約5年ぶりにMCバトルに参戦し、優勝を果たしました。BAD HOP|BAD_HOPとしての活動に加え、ソロアーティストとしても、ますます精力的に活動しています。

メディア出演

フリースタイルダンジョン（テレビ朝日） - モンスター
ミュージックステーション（テレビ朝日） - Dungeon Monstersのメンバーとして出演
水曜日のダウンタウン（TBS）
大豆田とわ子と三人の元夫（カンテレ・フジテレビ系） - カメオ出演

音楽以外の活動

2019年には、Jリーグの試合で始球式を務めるなど、音楽以外の分野でも活躍しています。また、子供がいることも公表しています。

T-Pablowは、その才能と努力で、日本のヒップホップシーンを牽引する存在となりました。今後の活躍にも、ますます期待が高まります。

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