TBSテックス

株式会社TBSテックスの概要

株式会社TBSテックス（TBS TEX Co.,ltd.、略称：T-TEX）は、テレビ技術に特化した総合技術プロダクションとして知られていました。この会社は、TBSホールディングスの100%出資による連結子会社であり、TBSグループの一翼を担っていました。しかし、2021年4月1日をもって株式会社東通を含む12社と共に株式会社TBSアクトへと吸収合併され、その結果として解散しました。

設立までの経緯

TBSテックスは、2012年の10月1日に株式会社プロカムと株式会社赤坂ビデオセンターの合併によって設立されました。設立当初から、TBS系の報道やスポーツニュースの取材に関する技術を中心に、幅広い制作業務を手がけていました。

コーポレートロゴの変更

2020年に、TBSは開局70周年を迎えるにあたり、グループ会社のコーポレートロゴを新たに刷新しました。これに伴い、TBSテックスのロゴも新デザインに変更され、青色を基調とした「TBSテックス」という名称とロゴが採用されました。この変更は、会社のイメージを新たにすることを目的としていました。

主な業務内容

TBSテックスの主な業務は、TBS系列における報道およびスポーツ番組の取材技術を中心に、スタジオや中継、ENG（Electronic News Gathering）業務などの制作技術に及びました。また、ポストプロダクションではVTR編集やオフライン編集、ノンリニア編集、MA（マルチオーディオ）業務も実施しており、映像制作に欠かせない技術を提供していました。

現業本部

TBSテックスの現業本部は、TBSテレビ系列やJNN（地上波）、BS-TBS（BS放送）、TBS NEWS（CS放送）など、さまざまな放送局のスタジオ技術や取材・ポスプロを利用した業務を展開していました。これにより、TBSの放送コンテンツの品質向上に寄与していたのです。

合併と解散

TBSテックスは、2021年4月1日付で株式会社東通を含む12社と共にTBSアクトへと吸収合併されました。合併後は、TBSテックスが手がけていた業務はTBSアクトプロダクション本部に引き継がれ、TBSテックス自体は解散の道を辿りました。この合併により、技術力のさらなる向上と効率的な業務運営を目指すことが意図されていました。

結論

TBSテックスは、短い歴史の中でTBSグループの重要な技術パートナーとして機能していました。その技術的な貢献は、TBSグループの各種番組の制作において重要な役割を果たしており、特に報道やスポーツ番組の質を高めるために欠かせない存在でした。解散後もその技術は引き継がれ、TBSアクトとして新たな展開を迎えています。

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