TBSテレビ系列火曜夜7時枠のアニメ

TBSテレビ系列火曜夜7時枠のアニメの歴史

TBSテレビ系列の火曜夜7時枠（19時00分 - 19時30分）は、数々の人気アニメを放送してきた歴史ある枠です。その変遷を詳しく見ていきましょう。

黎明期 (1963年 - 1969年)

この枠の最初の作品は、1963年8月27日に放送開始された海外作品『キャプテン・ゼロ』でした。その後、1965年5月4日からはTCJ（現：エイケン）制作の『宇宙少年ソラン』が放送され、人気を博しました。一時、海外特撮人形劇『キャプテン・スカーレット』を挟みましたが、その後もTCJ作品が継続して放送されました。しかし、1969年3月25日に白土三平原作の『サスケ』が終了したことで、アニメ放送は一時中断し、その後はテレビドラマが放送されることになりました。

中断期 (1969年 - 1975年)

『サスケ』の終了後、『おくさまは18歳』などのテレビドラマが放送され、アニメの放送は一時的に途絶えました。

再開と苦戦 (1975年 - 1977年)

1975年10月7日、再びアニメ放送が再開され、『草原の少女ローラ』が放送されました。しかし、この時期は日本テレビ系列の『シャープ・スターアクション!』や、一部地域を除くフジテレビ系列の『まんが名作劇場 サザエさん』といった強力なライバル番組が存在し、苦戦を強いられました。1977年9月27日に『ろぼっ子ビートン』が終了したことで、再びアニメ放送は長期の中断期間に入ります。

26年後の復活と終焉 (2003年)

26年の時を経て、2003年4月15日に『探偵学園Q』が放送開始されました。これは、1994年3月にローカルセールス枠に降格した『まんが日本昔ばなし』（第2期、毎日放送制作）以来、9年ぶりのTBS19時枠のアニメとして話題を集めました。しかし、当時日本テレビ系列で人気絶頂だった『伊東家の食卓』の牙城を崩すことはできず、原作の人気とは裏腹に視聴率は伸び悩みました。さらに、同日に放送開始された直後番組『ぴったんこカン・カン』の枠拡大のために、『探偵学園Q』はわずか半年でローカルセールス枠に降格し、この枠は再び消滅しました。

放送作品一覧

キャプテン・ゼロ
宇宙少年ソラン
キャプテン・スカーレット（中断期間中）
サスケ
草原の少女ローラ
ろぼっ子ビートン
探偵学園Q

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エイケン - 『ソラン』『ガボテン島』『サスケ』『ダイアポロン』を制作。
* 森永製菓 - 『ソラン』『ガボテン島』『サスケ』を一社提供。また中断中の『キャプテン・スカーレット』と『でっかくいこう』も担当。

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