TBS水曜7時30分枠の連続ドラマ

TBS水曜7時30分枠の連続ドラマについて

TBSの水曜7時30分枠で放送された連続ドラマは、1956年から1984年までの約28年間にわたり、さまざまなジャンルの作品を提供しました。この枠は、当初はラジオ東京テレビ（KRT）から始まり、その後TBS系列に引き継がれました。

初期の作品

本枠での最初の作品は、1956年に放送されたコメディ『ぼんぼん頑張る』でした。その後、アメリカの人気作品『ライフルマン』など、海外製作のドラマも多く放送されました。1966年からは、制作が朝日放送に移り、時代劇風の上方コメディである『てんてこ漫遊記』が開始されました。この作品は、主演が茶川一郎で、視聴者から高い評価を得ました。

人気があったドラマ

さらに続けて放送された『ドタンチ親子』は、長門勇と白木みのるが主演したホームドラマ風の上方コメディで、多くの視聴者を魅了しました。こうしたドラマは長期にわたる中断を経て、朝日放送とスポンサーのサンスターシオノギもこの枠から撤退しました。

変遷とアイドルドラマの登場

その後、岡崎友紀が主演するライトコメディ『ママはライバル』が火曜日からこの枠に移りましたが、火曜日に放送されていたときほどの人気は得られず、岡崎シリーズは元の火曜19時に戻されています。1977年には、ピンク・レディー主演のバラエティドラマ『みどころガンガン大放送』が半年間放送され、その後も榊原郁恵主演の『ナッキーはつむじ風』がヒットしました。これにより、主にアイドル歌手主演による青春ドラマが続々と放送されました。

中断と最後の放送

1984年、再開された青春ドラマ『ぼくたちの疾走』が最後の作品にあたりますが、その後の『JNNニュースコープ』の枠拡大による影響で終了しました。これ以降、このドラマ枠は新たに作品が放送されることはなくなりました。

放送スケジュールの変化

第6期以降、TBSが1974年から『水曜ナイター』を始めたことや、1980年ごろから水曜日にプロボクシングの中継が行われるようになり、この枠での放送が休止になる事態が続きました。また、1980年4月から1981年9月の間は、『愛LOVEナッキー』と『GOGO! チアガール』が編成され、その前の時間帯にはアニメが放送されており、長時間にわたってドラマが続くという独特な状況も見られました。

本枠は多様なジャンルと放送スタイルを通じて、昭和時代の日本のテレビドラマの一端を担いました。視聴者に愛されたこのドラマ枠は、今なお多くの人々に懐かしい思い出を提供しているのではないでしょうか。

もう一度検索