THANK YOU YOSHII KAZUYA Live At Budokan

『THANK YOU YOSHII KAZUYA Live At Budoukan』

本作『THANK YOU YOSHII KAZUYA Live At Budoukan』は、シンガーソングライター、吉井和哉のライブパフォーマンスを記録した映像作品です。2006年12月28日に日本の音楽の聖地である日本武道館にて開催された単独公演の模様が収められています。

このライブは、同時期にリリースされていた自身のアルバム『39108』からの楽曲を中心に構成されており、ソロアーティストとしての円熟期を迎えていた吉井和哉の姿を捉えています。ステージでは、アルバム収録曲に加え、かつて彼がボーカルを務めた伝説的なバンド、THE YELLOW MONKEY時代の楽曲も多数披露され、ファンにとっては感涙ものの選曲となりました。

収録内容

作品は主に二枚のディスクで構成されています。

DISC1 (2006年12月28日 日本武道館公演)

メインとなるDISC1には、2006年12月28日の日本武道館公演から、当日のセットリストの大部分が収められています。オープニングSEである「Let's Go Let's Go」から始まり、「I WANT YOU I NEED YOU」、「LIVING TIME」といったソロ楽曲、そして「黄金バッド」、「CALL ME」などが演奏されました。

特筆すべきは、THE YELLOW MONKEY時代の代表曲のセルフカバーです。「SPARK」、「楽園」、「バラ色の日々」、「パール」、「JAM」といった人気楽曲が、ソロ名義でのバンドアレンジで新鮮に響きます。これらのセルフカバー楽曲の中には、原曲とは異なるアレンジで披露されたものも含まれます。例えば、「TALI」はアコースティックバージョン、「パール」はピアノのみという斬新なスタイル、「JAM」もアコースティックバージョン、そして「BLACK COCK’S HOUSE」は原曲とは別バージョンで演奏されています。

ライブの熱気をそのままに伝える映像には、「WEEKENDER」、「BEAUTIFUL」、「LOVE LOVE SHOW」、「FINAL COUNTDOWN」、「恋の花」、「BELIEVE」といった楽曲が収録されています。ただし、公演中に披露された「Paint it Black」は本作には未収録となっています。

DISC2 (特典ディスク)

DISC2には、豪華な特典映像が多数収録されています。

2006.12.27 at 日本武道館: 前日、2006年12月27日に行われた武道館公演の一部映像が収められています。「And your bird can sing」、「太陽が燃えている」といった楽曲がラインナップされており、二日間にわたる武道館公演の一端を知ることができます。「太陽が燃えている」もTHE YELLOW MONKEYの楽曲のセルフカバーです。

Concert Image Vision Works: ライブ本編で使用された映像作品の数々を収録。KREVAによる「Let's Go Let's Go」や、奥田民生がフィーチャリング参加したバージョン、さらに「I WANT YOU I NEED YOU」、「HOLD ME TIGHT」、「SPARK」、「LOVE LOVE SHOW」、「BLACK COCK’S HOUSE」、「FINAL COUNTDOWN」といった楽曲に合わせた映像作品が楽しめます。

Clips: 関連する映像クリップとして、「BELIEVE」のクリップや、DISC1に収録されている「黄金バット」のライブ音源をリミックスした「黄金バット LIVE-DEVICEGIRLS MIX-」の映像が収録されています。

Bonus Contents: 特典映像として、「THANK YOU YOSHII KAZUYA INTERVIEW」では、ライブの準備過程などに迫るインタビュー映像が収録されています。また、「恋の花 MC Collection」では、「恋の花」を披露する前に吉井和哉が行ったMCを集めた貴重な映像が収められています。

限定盤付属 Live Audio CD

本作の限定盤には、特典としてライブ音源を収録したCDが付属しています。このCDには、DISC1に収録されている2006年12月28日公演から選曲された楽曲が収められています。収録されているのは、「WEEKENDER」、「楽園」、「BLACK COCK’S HOUSE」、「太陽が燃えている」、「SPARK」、「TALI」、「BEAUTIFUL」、「パール」、「バラ色の日々」、「LOVE LOVE SHOW」、「BELIEVE」、「JAM」といった楽曲で、映像だけでなく音源としてもライブの臨場感を味わうことができます。

参加ミュージシャン

この武道館公演に参加したバンドメンバーは以下の通りです。

吉井和哉：ボーカル、アコースティック・ギター
菊地英昭：エレクトリック・ギター
日下部正則：エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター
三浦淳悟：ベース
鈴木敬：ドラム
鶴谷崇：キーボード

彼らの卓越した演奏が、吉井和哉のパフォーマンスを力強く支え、武道館の夜を鮮やかに彩りました。

『THANK YOU YOSHII KAZUYA Live At Budoukan』は、吉井和哉のソロキャリアにおける重要な時期のライブを記録した作品であり、ソロ楽曲とTHE YELLOW MONKEY時代の楽曲が見事に融合した、唯一無二のステージを追体験できる貴重な映像作品と言えるでしょう。

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