LOVE LOVE SHOW

LOVE LOVE SHOW (ラブラブショー)

「LOVE LOVE SHOW」は、1997年4月19日にリリースされたTHE YELLOW MONKEYの12作目のシングルです。この楽曲は、前作「楽園」から約半年後に発表され、彼らの6枚目のアルバム『SICKS』が発表された後にリリースされたシングルでもあります。特筆すべきは、同時期に非公式なベストアルバム『TRIAD YEARS actII〜THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY』がリリースされたことです。

シングルの特徴

「LOVE LOVE SHOW」は、ノンタイアップにもかかわらず、オリコンチャートで5週にわたりTOP10に入るなど、人気を博しました。売上も自身の前作を若干上回る結果となりました。この楽曲に対し、リーダーの吉井和哉は「ノンタイアップでありながら多くの売上を記録し、初登場4位から長い間チャートに留まったことを誇りに思っている」と語っています。彼はまた、「チャートでの順位よりも、長く愛される楽曲の方が本物である」という意見を示しています。

さらに、2010年には結成20周年の記念企画としてユニクロとのコラボ Tシャツが発売され、そのデザインにはアニメで描かれたTHE YELLOW MONKEYのメンバーが使用されました。

制作背景

吉井は「LOVE LOVE SHOW」を意識的に100万枚のセールスを狙った楽曲であると述べており、さらに「この曲でリスナーの警戒心を解除し、その後に『BURN』をリリースしたかった」とも発言しています。このように、楽曲は戦略的に制作されたことが伺えます。

収録曲

• - LOVE LOVE SHOW

作詞・作曲：吉井和哉
編曲：THE YELLOW MONKEY
アルバム『PUNCH DRUNKARD』にも再レコーディングされ、テンポが速いバージョンが収録されています。また、次のシングル「BURN」には英語バージョンが収められています。

• - NAI

作詞・作曲：吉井和哉
編曲：THE YELLOW MONKEY
この曲はファンの間での人気も高く、特にファン投票で高評価を得ています。

• - LOVE LOVE SHOW (Instrumental)

作曲：吉井和哉
編曲：THE YELLOW MONKEY

ミュージックビデオ

「LOVE LOVE SHOW」のミュージックビデオはアニメーションが多く使用されており、曲の内容に合わせた演出がされています。特に後半部分では、アニメで描かれたTHE YELLOW MONKEYのメンバーが登場するシーンが印象的で、吉井はこのPV内でギターを演奏しています。監督は高橋栄樹で、このPVは映画『007は二度死ぬ』をテーマにしているとされています。

収録作品

• - LOVE LOVE SHOW

- シングル『BURN』（1997年7月24日）：英語バージョン
- アルバム『PUNCH DRUNKARD』（1998年3月4日）：アルバムバージョン
- アルバム『SO ALIVE』（1999年5月26日）：ライブテイク
- アルバム『GOLDEN YEARS Singles 1996-2001』（2001年6月13日）
- アルバム『MOTHER OF ALL THE BEST』（2004年12月8日）：シングルバージョンおよび英語バージョン
- アルバム『CLIMAX Cool〜男性ヴォーカル・セレクション』（2010年8月18日）
- ライブアルバム『Live Loud』

• - NAI

- アルバム『MOTHER OF ALL THE BEST』（2004年12月8日）

カバー

「LOVE LOVE SHOW」は他のアーティストにもカバーされており、例えば奥田民生やCrush Tearsなどがその名曲を自身のスタイルで演奏しています。
また、吉井和哉はこの曲をソロ活動の中でも再度カバーし、彼自身の色を加えています。

結論

「LOVE LOVE SHOW」は、THE YELLOW MONKEYの音楽キャリアにおいて重要な位置を占めるシングルであり、そのヒットの背景には多くの戦略的な意図が込められています。この曲の存在は、彼らの音楽がどれだけ多くの人々に影響を与えることができるかを示しています。

もう一度検索