TIME STOP

米米CLUBの8枚目のシングルとして1988年10月21日にリリースされた「TIME STOP」は、彼らの音楽性を象徴する重要な作品です。CBS/SONYから発売され、前作から2ヶ月という短い期間でのリリースとなりました。このシングルは、両曲とも同年にリリースされたアルバム「GO FUNK」からのシングルカットであり、当時アイワのコマーシャルソングとしても使用され、そのキャッチーなメロディは多くの人々の耳に残りました。

「TIME STOP」は、米米CLUBならではのファンキーなサウンドと、印象的なメロディが特徴的な楽曲です。作詞・作曲は米米CLUB自身が手掛け、編曲は中村哲と米米CLUBが共同で担当しました。この曲は、彼らのライブパフォーマンスでも頻繁に演奏され、会場を盛り上げる定番曲の一つとなっています。

カップリング曲の「僕らのスーパーヒーロー」も同様に、米米CLUBが作詞・作曲を手掛けています。編曲は有賀啓雄と米米CLUBが担当しました。この曲は、「TIME STOP」とは異なる雰囲気を持っており、米米CLUBの幅広い音楽性を感じさせる一曲です。

このシングルは、米米CLUBにとって重要なターニングポイントとなりました。シングルレコードでの発売は本作で終了し、CDへと移行していく時代の流れを感じさせます。

「TIME STOP」は、その後の米米CLUBの活動においても、重要な楽曲として位置づけられています。アルバム「GO FUNK」にはもちろんのこと、ベストアルバム「DECADE」にはリミックスバージョンが収録され、また「HARVEST SINGLES 1985-1992」にも収録されるなど、様々な形でファンに届けられています。

また、この楽曲は多くのアーティストによってカバーされています。2001年には、MOOMINが「MOOMIN & 三木道三」名義でシングル「SUMMER RIDDIM 01」として、またアルバム「GET HERE」でカバー。さらに、ゴスペラーズも2013年にアルバム「ハモ騒動〜The Gospellers Covers〜」でこの曲をカバーしており、幅広いジャンルのアーティストに愛されていることがわかります。

「TIME STOP」は、米米CLUBの代表曲の一つであり、彼らの音楽的な多様性と魅力を伝える重要な作品です。リリースから30年以上経った今でも、多くの音楽ファンに愛され続けています。

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