TOHOシネマズなんば 別館

TOHOシネマズなんば別館は、大阪市中央区千日前にある、東宝直営の映画館です。主に東宝系の作品を上映しています。

歴史

その歴史は1911年にまで遡ります。当初は「敷島倶楽部」という名の芝居小屋として開業しました。その後、外国映画の上映も行うようになり、映画館としての性格を帯びていきます。

1935年には東宝と配給契約を締結。これにより、東宝映画のロードショー館となり、「東宝敷島劇場」と改称されました。

1956年には改築が行われ、「東宝敷島劇場」（洋画系）と「敷島シネマ」（邦画系）の2館体制となります。長きに渡り、大阪の映画ファンに親しまれてきましたが、1999年に東宝敷島と敷島シネマは閉鎖・解体されました。

しかし、映画館の灯は消えませんでした。2000年7月、跡地に東宝敷島ビルが建設され、その中に「敷島シネポップ」として再オープン。3スクリーン体制で新たなスタートを切りました。

2006年10月1日には、運営がTOHOシネマズに移管されました。

2010年には、黒澤明生誕100周年記念特別上映会が開催され、『デルス・ウザーラ』を除く29作品がシネポップで上映されました。同年にはシネポップ開業10周年を迎え、記念イベントなども開催されました。

2011年5月20日、なんばマルイ内のTOHOシネマズなんばと統合し、「TOHOシネマズなんば 別館」となりました。この頃から、全スクリーンがデジタル上映へと移行しています。

概要

映画館は「東宝敷島ビル」の4階にあります。元々は「敷島興行」という会社が「敷島倶楽部」として経営・運営していました。その後、「東宝敷島劇場」（洋画系）、「敷島シネマ」（邦画系）の2館体制で、数多くのヒット作や大作を上映していましたが、1999年に閉館しました。2000年7月には、東宝株式会社が経営を引き継ぎ、「敷島シネポップ」としてリニューアルオープン。2006年10月1日、東宝が映画興行部門をTOHOシネマズ株式会社に継承したため、現在はTOHOシネマズの所有となっています。

2003年7月から全席指定・完全入替制となりました。チケットは、鑑賞日当日分のみ購入可能です。

以前は、南街会館で上映された東宝邦画系のムーブオーバー作品が多かったのですが、現在は有楽町スバル座やTOHOシネマズみゆき座、TOHOシネマズシャンテで上映されるような、ミニシアター向けの作品を中心に上映しています。

2011年5月20日からは、なんばマルイ内にあるTOHOシネマズなんばと統合し、現在の名称に変更。同チェーンのインターネットチケット販売システム「vit」と、シネマイレージサービスも導入されました。

座席数

スクリーン10（旧シネポップ1）：185席
スクリーン11（旧シネポップ2）：176席
* スクリーン12（旧シネポップ3）：119席

※各館とも車椅子用の2席を含みます。
※全スクリーンとも5.1チャンネルデジタル上映システムを採用しています。

TOHOシネマズなんば別館は、歴史ある映画館の伝統を受け継ぎながら、最新の設備と多様な作品ラインナップで、観客に映画の楽しさを提供し続けています。

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