TOTOKU

株式会社TOTOKU（トウトク）について

株式会社TOTOKUは、日本の製造業界において、電線や電子部品の製造・販売を専門に行う企業です。1940年に設立され、以来、その技術と品質で業界の重要なプレイヤーとして位置付けられています。現在、SWCC株式会社の子会社として、さらなる発展を目指しています。

沿革

TOTOKUは、1940年11月22日に「東京特殊電線株式会社」として東京都台東区で設立されました。その後、1952年6月には丸子工場の操業を開始し、12月に本社を新宿区に移しました。1954年には東京証券取引所の2部に上場を果たし、1955年には古河電気工業からの出資を受け、1959年にはその古河電気工業が筆頭株主となります。

61年には上田工場が操業を始め、1972年にはCRTディスプレイの生産を開始しました。1973年には東京証券取引所の1部に移行し、1984年には新たに東特長岡株式会社を設立しています。1990年に本社ビルを新宿区大久保に新築し、1998年にはトウトクテクノ株式会社の設立も行いました。

2009年、TOTOKUは本社を港区新橋に移転し、2010年にはマグネットワイヤ事業を古河マグネットワイヤ株式会社に譲渡しました。2012年には古河電気工業の子会社となり、その後、合同会社ベルトン・トウトク・テクノロジーを設立しました。2013年には濾過事業と情報機器事業の全株式を他社に譲渡しています。

2016年には電子部品事業をBELTONグループに譲渡し、2022年にはカーライル・グループによる株式公開買付けが発表されました。古河電気工業との資本関係が解消された後の2023年には、TOTOKUは完全子会社となり、TTCホールディングスに吸収され、社名を「株式会社TOTOKU」に変更しました。

主力製品・事業

TOTOKUの主力製品には、様々なケーブル類や配線材が含まれます。これには、三層絶縁電線、高性能同軸ケーブル、ヒータ製品、サスペンションワイヤ、コンタクトプローブ、ケーブル加工品、フレキシブルフラットケーブル、精密コイルなど多岐にわたります。これらの製品は、国内外の様々な市場で需要があり、TOTOKUの強みとなっています。

主要事業所

TOTOKUの本社は東京都港区西新橋に位置し、日比谷セントラルビルの10階にあります。また、西日本営業所、大阪市にも存在し、長野県の上田および丸子に事業所を持っています。これにより、全国的なサービス提供が可能となり、多様な顧客ニーズに応えています。

グループ企業

国内の関連企業には、株式会社特電や株式会社トクデンプロセル、東特巻線株式会社があります。また、海外にもPT. TOTOKU INDONESIA、東特（浙江）有限公司、TTI LAGUNA PHILIPPINES, INC.といったグループ企業があります。これらの企業との連携により、TOTOKUは国際的な展開を強化しています。

関連項目

TOTOKUに関連する重要な位置には東特前駅があり、かつては上田工場の最寄り駅として機能していました。また、元の子会社である東特塗料や、産業パネル事業の受け入れ会社であるiiyamaにも関連があります。

結論

株式会社TOTOKUは、70年以上の歴史を持つ企業であり、電線や電子部品の製造において高い技術と信頼性を誇っています。今後も新たな技術革新と市場開拓を進めていくことでしょう。

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