TOTTEI

TOTTEI（トッテイ）について

兵庫県神戸市中央区の新港町で進行中の「神戸アリーナプロジェクト」は、多目的に利用できるアリーナを中心とした都市再開発事業です。このプロジェクトは、スマートバリューが主導し、2020年に神戸市から発表されることとなりました。

プロジェクトの概要

神戸市は2020年10月末から新港突堤西地区の再開発に関する事業提案を募り、2021年3月にはNTT都市開発、スマートバリュー、NTTドコモからなる企業連合が優先交渉権を獲得しました。この連合体は、神戸市が国から購入した突堤の土地を50年間借り受け、スポーツや音楽などのイベントを行うためのアリーナを提案したのです。

アリーナは1万人を収容できる規模を誇り、兵庫県内で最大の施設となります。民間による設計と運営が行われ、当初は2024年度中の開業を目指していましたが、2022年12月には2025年4月の開業が正式に発表されました。

アリーナの特徴

2023年4月18日には、プロジェクトの中心となるこのアリーナの建設が始まり、2024年2月8日には『GLION ARENA KOBE』という名称が発表されました。このアリーナは、バスケットボールなどのプロスポーツ活動や音楽コンサートを含む文化的なイベントにも対応できる設計になっています。西宮ストークスは、新たな本拠地としてこのアリーナを利用する意向を示し、正式に移転しました。

特に、アリーナは2026-27シーズンから始まるB.LEAGUE PREMIERの基準に準拠しており、より高いレベルの競技も可能としています。加えて、ジーライオングループとのパートナー契約締結により、アリーナの名がさらに確立されました。

緑地エリアとフードエリア

再開発では、アリーナだけでなく、「TOTTEI PARK」と呼ばれる緑地エリアも整備されています。このエリアは、国内で初めて「港湾環境整備計画」の認定を受けた場所であり、観客席としても利用可能な「緑の丘」のような建築物が特徴です。

また、TOTTEIエリアにはオープンテラスを備えた飲食店も出店予定で、神戸ポートタワーやアトアなどの観光スポットをエンジョイしながらグルメを楽しむことができます。さらに、西宮ストークスのオフィシャルショップも設けられる予定です。

アクセス

TOTTEIエリアは、交通アクセスも良好です。各線の「三宮駅」からは徒歩20分、山陽新幹線の新神戸駅からはポートループを利用し「アリーナ前停留所」にて下車することができます。また、神戸空港からはポートライナーを経由し、徒歩で簡単に訪れることができます。

まとめ

神戸市の再開発事業「神戸アリーナプロジェクト」は、地域活性化に向けた重要な取り組みとなっています。多彩なイベントを通じて、地元の文化と経済を支える施設として、新たな拠点が形成されつつあります。今後の展開から目が離せません。

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