NTT都市開発

NTT都市開発株式会社

NTT都市開発株式会社は、東京都千代田区に本社を置く、日本電信電話（NTT）グループの総合不動産[[会社]]です。NTTグループ内で唯一、不動産事業を専門とする企業であり、その事業はオフィスビルの賃貸からマンション分譲、商業施設の開発、さらには都市再開発まで多岐にわたります。

概要

1986年、NTTグループが保有する電話局跡地などの遊休地開発を目的として設立されました。当初は遊休地の有効活用が主な目的でしたが、現在は総合不動産[[会社]]として、全国の主要都市でオフィスビルの賃貸事業を主力に展開しています。近年では、マンションなどの分譲事業にも積極的に参入し、その事業規模は売上高で全国12位にランクインするほどです。NTTグループの安定した経営基盤を背景に、都市開発の最前線で様々なプロジェクトを手がけています。

事業所

全国に事業所を展開しており、以下の主要都市に支店を構えています。

本社：東京都千代田区外神田四丁目14番1号（秋葉原UDX）
北海道支店：北海道札幌市中央区
東北支店：宮城県仙台市若林区
東海支店：愛知県名古屋市中区
京都支店：京都府京都市下京区
関西支店：大阪府大阪市西区
中国支店：広島県広島市中区
九州支店：福岡県福岡市中央区

これらの支店を通じて、地域ごとのニーズに合わせた事業展開を行っています。

沿革

NTT都市開発は、設立以来、時代の変化に対応しながら事業を拡大してきました。

1986年1月21日：エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社設立。
1988年10月：エヌ・ティ・ティ建物株式会社を合併。
1988年12月21日：資本金を30億4,300万円から67億1,200万円に増資。
1993年4月：株式会社エヌ・ティ・ティ・クレイス及びエヌ・ティ・ティ・アクティブ株式会社を合併。
1993年7月14日：資本金を105億6,200万円に増資。
1995年2月：エヌ・ティ・ティ・エステート株式会社を合併。
1995年3月15日：資本金を126億9,900万円に増資。
1999年4月1日：エヌ・ティ・ティ東海不動産株式会社、エヌ・ティ・ティ関西建物株式会社など複数のNTTグループ不動産[[会社]]を合併し、資本金を262億9,200万円に増資。
2000年：NTT都市開発ビルサービス株式会社設立。
2004年：東京証券取引所市場第一部上場。
2006年：NTT都市開発西日本BS株式会社設立。
2011年：豪州において宅地開発分譲事業開始。
2015年：NTT都市開発ビルサービス株式会社がNTT都市開発西日本BS株式会社を吸収合併。
2015年11月：株式会社ひらまつと資本業務提携契約を締結。
2018年11月28日：NTTの完全子会社であるNTT-SH株式会社による株式公開買付けが成立。
2018年12月13日：NTTが保有する全株式をNTT-SHへ現物出資の形で譲渡し、NTT都市開発はNTT-SHの連結子会社となる。
2019年1月8日：東京証券取引所市場第一部上場廃止。
2019年1月11日：株式売渡請求によりNTT-SHの完全子会社となる。
2019年4月1日：親会社のNTT-SHがNTTアーバンソリューションズ準備株式会社に商号変更。
2019年7月1日：親会社のNTTアーバンソリューションズ準備がNTTアーバンソリューションズ株式会社に商号変更。
2019年11月18日：リノベる株式会社との業務提携および出資に関する基本合意を締結。

これらの沿革から、NTT都市開発がM&Aや組織再編を通じて、不動産事業を拡大してきたことがわかります。2019年には上場を廃止し、NTTグループの完全子会社となりました。

主な実績

NTT都市開発は、オフィスビル、商業施設、住宅など多岐にわたる不動産開発を手がけています。

ビル

秋葉原UDX（東京都千代田区）
大手町ファーストスクエア（東京都千代田区）
UD日比谷ビル（東京都千代田区）
大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業（東京都千代田区）
グランパークタワー（東京都港区）
シーバンスN館（東京都港区）
原宿クエスト（東京都渋谷区）
NTT幕張ビル（千葉市美浜区）
アーバンネット札幌ビル（札幌市中央区）
エムズ大通ビル（札幌市中央区）
アーバンネット五橋ビル（仙台市青葉区）
その他：全国各地に多数のアーバンネットシリーズのビルを展開。

シェアオフィス

LIFORK大手町（東京都中央区）
LIFORK秋葉原（東京都千代田区）
その他：都内を中心に複数のシェアオフィスを展開。

商業施設

東京オペラシティ（東京都新宿区）
原宿クエスト（東京都渋谷区）
その他：地域に根ざした商業施設も展開。

住宅

分譲マンションブランド「ウエリス」
賃貸マンション「アーバンエース＿パル」シリーズ

その他

NTT都市開発は、都市開発だけでなく、ホテルやレジデンスなどの開発も手がけています。例えば、「シタディーンハーバーフロント横浜」は、同社が開発したホテルの一つです。

関連会社・施設

NTT都市開発は、以下の関連会社や施設を運営しています。

NTTアーバンバリューサポート（旧：NTT都市開発ビルサービス）
大手町ファーストスクエア
品川シーズンテラスビルマネジメント
ノックス トゥエンティ ワン
クラブノックス麻布
* その他：不動産管理や投資顧問など、様々な関連会社があります。

今後の展望

NTT都市開発は、これまで培ってきた不動産開発のノウハウを活かし、今後も都市の活性化に貢献していくことが期待されます。特に、近年注力しているマンション分譲事業やシェアオフィス事業のさらなる拡大、そして、環境に配慮したサステナブルな都市開発への取り組みが重要になってくるでしょう。

まとめ

NTT都市開発は、NTTグループの総合不動産[[会社]]として、その多様な事業展開を通じて都市の発展に大きく貢献しています。オフィスビル、商業施設、住宅など幅広い分野での実績を持ち、今後もその成長が期待されます。

もう一度検索