TRANSIT (稲垣潤一のアルバム)

『TRANSIT』（トランジット）は、稲垣潤一が1990年12月1日に発表した、通算6枚目のベスト・アルバムです。ファンハウスからCD2枚組でリリースされ、彼の初期から円熟期までの音楽活動を網羅する内容となっています。

アルバムの構成と特徴

本作は、稲垣潤一が1982年から1990年までの間に発表したオリジナル・アルバム全10枚から選りすぐられた32曲で構成されています。デジパック仕様で、コレクションとしての価値も高められています。特に注目されるのは、「TRACES」が初めてCD化された点です。これまでCDで聴くことができなかった楽曲が、このアルバムで初めてデジタル音源として楽しめるようになりました。

同時発売されたCD-BOX「TEN」

『TRANSIT』の発売日と同日に、初のCD-BOX「TEN」もリリースされました。このCD-BOXは、前述のオリジナル・アルバム10枚に加え、アルバム未収録曲4曲を追加したボーナス・ディスクを含む全11枚組という豪華な内容です。稲垣潤一の音楽を深く掘り下げたいファンにとっては、見逃せないアイテムとなっています。

収録曲について

『TRANSIT』に収録されている楽曲は、以下の通りです。各楽曲の詳細は、それぞれのオリジナル・アルバムを参照してください。

CD-1
雨のリグレット
蒼い追憶
月曜日にはバラを
ドラマティック・レイン
ロング・バージョン
LONG AFTER MIDNIGHT
MARIA
夏の行方
夏のクラクション
言い出せなくて
悲しきダイアモンド・リング
オーシャン・ブルー
誰がために・・・
Jの彼女
愛は腕の中で
TRACES

CD-2
P.S. 抱きしめたい
1ダースの言い訳
April
愛のスーパーマジック
バチェラー・ガール
Just the same...
トライアングル
時を越えて
1・2・3
She is a star
君に逢いたい午後
Stay with me
Misty Blue
SHINE ON ME
1969の片想い
いちばん近い他人

まとめ

『TRANSIT』は、稲垣潤一の音楽キャリアにおける重要な通過点を示す作品であり、彼の代表曲を網羅したベスト・アルバムとして、多くのファンに愛されています。初のCD化となった「TRACES」や、同時発売されたCD-BOX「TEN」など、話題性も豊富な作品です。稲垣潤一の音楽に初めて触れる方にも、長年のファンにもおすすめできる一枚と言えるでしょう。

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