The Ultimate Fighter 23 Finale

UFC The Ultimate Fighter 23 Finale 大会レポート

2016年7月8日、ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにて、UFC The Ultimate Fighter 23 Finaleが開催されました。この大会は、人気リアリティ番組『The Ultimate Fighter』シーズン23の最終戦として注目を集め、数々の激闘が繰り広げられました。

大会のハイライト

本大会の目玉は、なんと言っても『The Ultimate Fighter 23』のコーチを務めたヨアナ・イェンジェイチックとクラウディア・ガデーリャによるUFC世界女子ストロー級タイトルマッチです。両者は激しい打ち合いを展開し、イェンジェイチックが判定勝ちで3度目の防衛に成功しました。この試合は、ファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれ、両選手に5万ドルのボーナスが授与されました。

さらに、大会では『The Ultimate Fighter 23』のトーナメント決勝戦も開催されました。女子ストロー級ではタチアナ・スアレスが、ライトヘビー級ではアンドリュー・サンチェスがそれぞれ優勝を飾りました。スアレスはダースチョークによる一本勝ち、サンチェスは判定勝ちで栄冠を手にし、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに選ばれて5万ドルのボーナスを獲得しました。

この大会は、RFAミドル級王者アンドリュー・サンチェスと元Bellator世界ライト級王者ウィル・ブルックスのUFCデビュー戦も注目を集めました。両選手は、それぞれ異なる階級で勝利を収め、今後の活躍に期待が高まりました。サンチェスの試合は、TUFトーナメント決勝戦としての開催でした。ブルックスは判定勝ち、チェ・ドゥホはKO勝ちと、新勢力も好成績を残しました。

試合結果詳細

大会では、計12試合が行われ、KO、TKO、判定など、様々な決着方法が見られました。以下に主な試合結果をまとめます。

アーリープレリム
リー・ジンリャン vs. アントン・ザフィア：ジンリャンが1R 2:46 KO勝ち（パウンド）
ケビン・リー vs. ジェイク・マシューズ：リーが1R 4:06 TKO勝ち（パウンド）
プレリミナリーカード
セザール・フェレイラ vs. アンソニー・スミス：フェレイラが3R判定勝ち
ジョシュ・スタンズバリー vs. コーリー・ヘンドリックス：スタンズバリーが3R判定勝ち
マテウス・ニコラウ vs. ジョン・モラガ：ニコラウが3R判定勝ち
グレイ・メイナード vs. フェルナンド・ブルーノ：メイナードが3R判定勝ち
メインカード
ジョアキン・シウバ vs. アンドリュー・ホルブルック：シウバが1R 0:34 KO勝ち（右フック→パウンド）
チェ・ドゥホ vs. チアゴ・タバレス：ドゥホが1R 2:42 KO勝ち（右ストレート→パウンド）
ウィル・ブルックス vs. ロス・ピアソン：ブルックスが3R判定勝ち
タチアナ・スアレス vs. アマンダ・クーパー：スアレスが1R 3:43 ダースチョークで一本勝ち（TUF 23女子ストロー級トーナメント決勝）
アンドリュー・サンチェス vs. カリル・ラウンツリー：サンチェスが3R判定勝ち（TUF 23ライトヘビー級トーナメント決勝）
ヨアナ・イェンジェイチック vs. クラウディア・ガデーリャ：イェンジェイチックが5R判定勝ち（UFC世界女子ストロー級タイトルマッチ）

カード変更

いくつかの試合では、負傷などにより出場選手が変更となるケースがありました。

スティーヴィー・レイ → ケビン・リー
スコット・アスカム → セザール・フェレイラ
ジェームス・クラウス → ウィル・ブルックス

大会総括

UFC The Ultimate Fighter 23 Finaleは、タイトルマッチ、トーナメント決勝、そして注目のデビュー戦と、盛りだくさんの内容でファンの期待に応える大会となりました。複数の選手がボーナスを獲得するなど、記憶に残る試合が数多く生まれた大会と言えるでしょう。

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